「支援金なんてない。僕の痛みを利用しないでくれ」“がん闘病中”の韓国若手歌手が悲痛な訴え

2021年09月15日 話題

がんの闘病中である歌手チェ・ソンボンが、自分を利用した虚偽事実について言及し、難しい現状を伝えた。

チェ・ソンボンは去る9月13日、インスタグラムに長文を投稿。「僕の健康状態を利用して虚偽事実を流布する方々が増え、これ以上耐えてはならないと思い、文章を書く」と、話を切り出した。

彼はまず、「僕が入院している病院に僕を訪ねてくれる人は一人もいない」とし、「僕に数千万ウォン(数百万円)を渡してくれた人もいない」と伝えた。続いて「僕に後援金を渡したと虚偽の文章を書いて、映像を上げる人たちがいるが、お願いする。僕の痛みを利用して、自分の利権を得るのはやめてくれ」と強調した。

チェ・ソンボンは「少なくても人間として生まれ、良心がある人であれば、僕を利用しないでくれ。僕を支持してくれる方々がとても混乱している」と伝えた。

彼は現在、3回の手術が必要な状況で、「手術をしなければ見込みがない」状態だが、「入院費と治療費も出せず、一日一日増える病院費に対する心配を抱え、病床に伏せて夜を明かしている」という。それでも病院がチェ・ソンボンのために多くの支援をして耐えているが、チェ・ソンボン本人が疲れ切っている状況であることを明かした。そして「お願いだから僕を利用しないでくれ。そうでなくてもとても辛い」と付け加えた。

(写真提供=BONGBONGカンパニー)チェ・ソンボン

先立ってチェ・ソンボンは昨年5月、健康診断を通じて大腸がんのステージ3、前立腺がん、甲状腺がんという診断を受けた。

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所属事務所側は「周囲のチェ・ソンボンを知っている方々に、そばで応援と激励の言葉を送ってもらえたらという思いで、この文章を伝える。チェ・ソンボンが再び起き上がれるように、真心のこもった応援をお願いする」と明かした。

今年32歳のチェ・ソンボンは2011年、オーディション番組『コリア・ゴット・タレント』(原題)で準優勝し、歌手としてデビューした。

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