K-POPスターが世界を舞台に日々記録を更新し続けている。
新型コロナのパンデミックで全世界が厳しい状況だが、K-POPは衰える気配を見せない。
まずグローバルポップスターへと成長したBTS(防弾少年団)の『Butter』は、米ビルボードで14週連続トップ10入りを果たす快挙を成し遂げた。
そしてStray Kidsも最近リリースした2ndフルアルバムの出荷量が110万枚を突破し、ミリオンセラーを達成。特にJYPエンターテインメント所属アーティストとして、初のミリオンセラーアルバムという点が意義深い。
8月30日(現地時間)、ビルボードの発表によると、『Butter』は「ホット100」最新チャート(9月4日付)で7位につけた。今年5月21日にリリースされた直後、初登場1位は獲得して以降、通算9度にわたって1位に君臨し続け、「今年最多ホット1001位獲得曲」として躍り出た。
また14週連続トップ10入りを果たし、リリースから4ヵ月近くロングラン中だ。世界的なコロナ禍において、事実上、海外活動がオールストップした状況の中でも、彼らの人気が健在であることを証明してみせた。
特に、BTSがとびきりの存在感を放っている「ホット100」チャートは、ビルボードのメインチャートだ。ストリーミング、音源販売量、ラジオ放送の回数などを総合してシングル順位をつけるため、大衆的なチャートとして位置づけられている。
BTSは過去の音源では、アメリカ内では海外アーティストという点でラジオ放送の回数が惜しまれていたが、『Butter』でこの壁を克服し、名実ともにグローバルアーティストへと成長した。
続いてStray Kidsは、「ミリオンセラー記録」という嬉しい記録を加えた。彼らが8月23日に発表した2ndフルアルバム『NOEASY』は、この短期間で累計出荷毎数が110万枚を突破するなど、破格の勢いを見せている。
すでにこのアルバムは発売当日まで先行注文93万枚を記録し、事実上ミリオンセラーが決定した状態だった。
カムバックから1週間あまりでミリオンセラーを達成し、第4世代ボーイズグループの代表としての実力をまざまざと見せつけている。
そしてフィジカルアルバムだけでなく、新曲『Thunderous』は、ドイツ、シンガポールなど海外52地域のiTunesソングチャートで1位を獲得し、世界的な反響を得ている。
『Thunderous』は韓国テイストが非常に強く感じられる曲となっており、MVも韓国時代劇のようなセットが使用されている点が特徴的だ。そのような楽曲が、海外数10カ国で熱い人気を得ているという点も興味深い。
ファンもその勢いに応えるよう、『Thunderous』のミュージックビデオは公開6日目の8月30日午後、ユーチューブで再生回数5000万回を突破した。“自主制作ドル”らしく、チーム内のプロデュースグループが作詞・作曲に参加したという本MV。
Stray Kidsは、グループ特有の個性あふれる音楽観とパフォーマンスが強みとされるチームで、Mnetのサバイバル番組『KINGDOM : LEGENDARY WAR』の優勝者としても知られている。デビューからわずか3年でミリオンセラー作品を生み出し、将来がより一層期待されるグループだ。
とある業界関係者は「K-POPの構造だが、BTSの占める部分が絶対的だ。BTSが前でリードし、Stray Kidsなど後発走者も注目すべき成績を出していることが、K-POP産業にポジティブな影響を及ぼすものとみられる」と話している。
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