麻薬投薬の疑いで拘束されている南陽(ナミャン)乳業の創業主の孫娘ファン・ハナに対する警察の捜査が芸能界に拡大される見込みだ。
京畿(キョンギ)南部警察庁の麻薬捜査隊は4月6日、ファン・ハナを麻薬類管理法違反の容疑で拘束した。
水原(スウォン)地裁のヨン・ソンジュ判事は4月6日午後、ファン・ハナに対して拘束前被疑者尋問(令状実質審査)を行って、「逃走の恐れがある」として拘束令状を発付した。
ファン・ハナは2015年から昨年までの期間、ソウル市の江南(カンナム)区などで、麻薬類を投薬・供給・使用した疑いで拘束令状が請求された。昨年4月、向精神性医薬品であるクロナゼパム(Clonazepam)の成分が含まれた薬品を不法服用した容疑も受けている。
何よりもファン・ハナは昨年6日、水原地裁で開かれた拘束前被疑者尋問で「昨年から最近まで、芸能人A氏の勧めで麻薬を継続使用することになった」と陳述したとされており、その影響が多方面に渡ることが予想される。
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現在、警察は捜査網に上がった芸能人A氏の捜査に着手したという。
ファン・ハナは自らのSNSを通して、芸能界の華麗な人脈を誇ってきたため、芸能人であるA氏がほかの芸能人にも麻薬を勧めたり一緒に服用したりしていた場合、韓国芸能界に「V.Iスキャンダル」に匹敵する「ファン・ハナスキャンダル」が始まる可能性もある。
今回の捜査結果によって、もう一人の芸能人が追加で公開される可能性も少なくなく、その場合「ファン・ハナスキャンダル」は芸能界麻薬事件に拡大しかねない。
これとは別にファン・ハナは現在、“贔屓捜査”論争の中心にもなっている。