「撮影現場の花があふれる庭園に入った瞬間、幸せで頭の中が澄んでいく感じがした」とし、「何千本もの花でできた花畑に瞬間移動した感じがして幸せだ」という言葉で、今回の撮影と「ミス・ディオール・オードゥ・パルファン」に対する個人的な感想を伝えた。
キム・ヨナは10年前のインタビューで、「1週間の自由時間が与えられたら何をしてたいのか」という質問に、「運動と遠ざかってみたい。普通の人はどうやって暮らしているのかを見守りながら暮らしたい」と答えていた。
そんな彼女は今回のインタビューでは、「幼い頃から選手生活だけをしてきたので、他の分野の人たちは何を考えて生きているのか気がかりで、そう答えたようだ。ところが、大人になってみると、みんな似たようなものに思える(笑)」とし、「今、私に1週間の自由時間が与えられたら、閑静で空気の良いところで余裕を持ってコーヒーを飲み、美しいものを見ながらゆっくり歩きたい」と答え、気さくに笑った。
キム・ヨナは現在、週に2~3日ずつリンクに向かい、後輩選手たちを教える日々を送っている。
最近、発展途上国の新型コロナワクチン供給支援に使ってほしいと、国際救護団体に10万ドル(約1010万円)を寄付した彼女は、「新型コロナの時局に、厳しい環境で育っている子供たちに少しでも助けになればと思って寄付をした」と美しい心まで伝えた。
◇キム・ヨナ プロフィール
1990年9月5日生まれ、元フィギュアスケート選手。2010年バンクーバー五輪金メダル、2014年ソチ五輪銀メダル、2009年と2013年の世界選手権優勝など、輝かしい成績を残し、韓国では“フィギュア女王”と呼ばれる。2014年2月に引退。引退後も高い人気を誇り、数多い人気女優を押さえてCM女王として君臨している。フィギュアスケート選手の強化・育成活動を続けており、ボランティア活動や寄付活動にも積極的だ。