俳優タン・ジュンサンが若手人気俳優の仲間入りを果たした。
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タン・ジュンサンは最近、tvN『愛の不時着』、Netflix『ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です』(以下、ムーブ・トゥ・ヘブン)に続き、SBS『ラケット少年団』までドラマ3作品に連続出演している。
『愛の不時着』で第5中隊最年少の初級兵士クム・ウンドン役を演じその名を知らせた彼は、『ムーブ・トゥ・ヘブン』でアスペルガー症候群を患う遺品整理士を演じ、素晴らしい演技力で好評を得た。
そして、初主演を務めた『ラケット少年団』では一見冷たそうに見えるが実は優しいギャップの魅力があるユン・ヘガン役を務め、汗だくの熱演を披露した。
そこで本紙『スポーツソウル』は、去る8月9日に放送を終えた『ラケット少年団』で活躍したタン・ジュンサンとリモートインタビューを行った。
彼は、「長い旅の末、ドラマが終わった。親しくなった人たちと別れるのは残念で悲しい」と口を開いた。
『ラケット少年団』はバトミントン界のアイドルを夢見る16歳の少年たちの全国少年体育大会挑戦記で、タン・ジュンサンをはじめソン・サンヨン、チェ・ヒョヌク、イ・ジェインなどの俳優が、リアルな競技シーンのために撮影開始6カ月前からバトミントンの特別訓練に励んできた。
タン・ジュンサンは、「昨年10月から週3~4回練習してきた。練習日記をつけ、選手のような良いフォームを見せられるように厳しい訓練を受けた。画面上で格好良くバトミントンする姿を見て胸がいっぱいになった」と打ち明けた。
少年団と共にした撮影現場の雰囲気はどうだったのだろうか。タン・ジュンサンは、「皆が早くに仲良くなって、良い共演を見せることが目標だった。毎日運動や撮影をしていたので、仲良くならざるを得なかった。本当に言葉の通り、笑いが絶えない雰囲気だった」と述べた。
タン・ジュンサンが演じたユン・ヘガンは、ドラマ内で「僕だ、僕。ユン・ヘガンだ!」と自信満々に叫ぶ一方で、怖がり屋の一面も披露した。
タン・ジュンサンは「ヘガンは負けず嫌いだったが、僕自身もそうだ。僕たちだけでバトミントンの上手な順番を決めたことがあるが、歯を食いしばって対決した(笑)」と明かしすと、「(キム・)ガンフンが一回だけ僕に勝ったことがある。その日は調子が悪かった。調子が良い日に再びガンフンと対決をしたら今度は僕が勝った。からかったら悔しそうに静かにしていた。とても可愛かった」と冗談交じりに述べた。
そして、「ユン・ヘガンが一見冷たそうに見えて実は優しい人物なら、僕は外面も内面も優しい。僕は好きな人には誰にでも良くしてあげられる人だ」と付け加えた。
タン・ジュンサンは『ラケット少年団』でイ・ジェインとの初々しい中学生ロマンスを披露した。彼は「自分は好きなのに、その気持ちを表現することが難しかった。初恋の“サム”(友達以上恋人未満)という感じで表現した。イ・ジェインさんが上手に受け取ってくれたので、良いシーンが撮れた」と明かした。
そして、共演した少年団たちについて「同じ年齢の俳優たちだったが、皆演技が上手だ。目の前で演技に打ち込んでいる皆を見ると、刺激を受けて頑張ることができた。キム・ガンフンが撮影で涙を流すシーンは僕たちも感動した」と述べた。
ユン・ヘガンは、バトミントン部に入部する前は野球部のエースとして野球選手を夢見る人物だった。ドラマ内で彼が好きだった選手は、実際に米メジャーリーグのテキサス・レンジャーズ傘下のマイナーリーグでプレーしているヤン・ヒョンジョンだ。
すると、ヤン・ヒョンジョンはSNSを通じて「自分を振り返り、失われつつあった自信を再び持たせてくれたドラマ『ラケット少年団』ありがとう」と感謝の気持ちを述べた。これに対しタン・ジュンサンは、「僕がもっと感謝しているし光栄だ」と答えた。
韓国の数え年で今年19歳になるタン・ジュンサンは、10代の最後を走り抜けようとしている。彼は「成人になるということに胸が高鳴る」とし、「『ラケット少年団』を通じたくさんの愛を受け過ぎたみたいだ。次回作も期待してほしい」と語った。
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