(G)I-DLEミンニだけじゃない!Netflix配信中『ホント無理だから』を彩る多国籍な“青春スター”

2021年06月26日 話題 #Netflix #韓国ドラマ

Netflixオリジナルシリーズ『ホント無理だから』(原題は『明日地球が滅びてしまえばいい』)で、一風変わったニューフェイスにスポットライトが当たっている。

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『ホント無理だから』は、ある学校の国際寮を背景に多国籍の学生たちの愛と友情を描いたシチュエーション・コメディー(以下シットコム)。

今作には韓国で活動する多国籍スターが多く出演。金髪や青い目、違う肌の色を持つ俳優たちの流暢な韓国語や韓国文化に溶け込む姿が、Netflixを通して全世界に配信されている。

『ホント無理だから』に登場する韓国とナイジェリアのハーフモデルのハン・ヒョンミン、K-POPガールズグループ(G)I-DLEのメンバーでタイ出身のミンニ、そしてアメリカ出身のカーソン・アレンらが、韓流スターに熱狂し、プルダックポックンミョンを食べながら流暢な韓国語を披露する姿は斬新そのもので、今まで馴染みのないものだった。

(写真=Netflix)ハン・ヒョンミン(上段)とミンニ

ナイジェリア人の父と韓国人の母の間に生まれ、韓国国籍を持つハン・ヒョンミンは、ドラマ内では異国的な姿を見せ注目を集めた。彼はこれまで2019年放送のバラエティ『私の英語思春期 100時間』や『大韓外国人』(原題)、『最近の子たち』(原題)などに出演し、才能を露わにしてきた。

そんな彼は今作で、国際寮に入れず往復5時間もかけて通学する韓国人ながら、たびたび外国人コスプレをするヒョンミン役を熱演している。

ハン・ヒョンミンは「最初はとても緊張した。演技の経験も少なく、素晴らしい方たちと一緒に撮影をするので、より良い姿を見せられるよう一生懸命演技をした」としつつも、「撮影が楽しかったので、撮影がすべて終わったとき少し残念な気持ちになった」と振り返った。

続けて、「パク・セワン先輩がたくさん助けてくださった。スウェーデンから来たヨハ先輩もいたし、カーソン先輩やミンニ先輩などもいた。途中からはアラブの方とも一緒に撮影をしたが、出演者みんなで集まって韓国語でセリフを話すのは絵面が面白かった。僕は外国文化を知ることが好きなので、ヨハ先輩やミンニ先輩からたくさん教わった」と述べた。

(G)I-DLEでメインボーカルを務めるミンニは、『ホントに無理だから』では韓流ドラマに憧れを持つタイの少女ミンニとして初演技に挑戦。「韓国で演技をするなんて思ってもいませんでした」という彼女は、「セリフ覚えと正確な発音に苦労しました。ですが、本当に良い機会だったし、大切な経験になりました」と明るく語る。

また、さまざまな国籍の俳優たちと一緒に行った撮影については「皆さん韓国語が本当に上手でした」とし、「むしろ英語で話すほうが気まずいので、会話をするときはずっと韓国語で話していました」と述べた。

(写真=Netflix)最上段からヨアキム・ソレンセン、カーソン・アレン、テリス

これまで複数の韓流ドラマで外国人役を務めてきたカーソン・アレンは、『ホントに無理だから』では少し厄介な外国人女性に生まれ変わった。彼女は“自由の国”アメリカで生まれたカーソンを演じ、流暢な韓国語の実力を披露した。

また、スウェーデン国籍のヨアキム・ソレンセンはハンスを演じてユニークな面白さを放つと、テリス・ブラウンは恋人がころころ変わる女たらしのテリスを演じ、ドラマ内で笑いを誘った。

『ホントに無理だから』は、青春シットコム『男女6人恋物語』(1996年)や2000年から2005年まで放送のドラマ『ノンストップ』を手掛けたクォン・イクジュン監督がクリエイター兼演出を務め、2009年から2010年まで放送の『明日に向かってハイキック』や『じゃがいもの星』を手掛けたキム・ジョンシク監督がエピソード演出を務めるなど、“シットコムの名匠”が意気投合した作品だ。

そのため、公開前からシットコムの復活に期待感を抱いた。以前までのシットコムは韓国の背景がわかりやすく描かれていたが、今作は国際寮を背景にした多国籍俳優に焦点を当てたことで、斬新で新鮮な風を巻き起こしている。

クォン・イクジュン監督は「韓国文化の開放性と多様性についても考えてほしい」とし、「世界中の視聴者の皆さんにも良い意味で近づきたい」と述べた。

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