「これが“XIAキュラ”クラス!」
歌手兼ミュージカル俳優のジュンス(XIA)が、主演ミュージカル『ドラキュラ』で華やかな帰還を果たした。
ジュンスは最近、ソウル龍山(ヨンサン)区のBLUE SQUARE新韓カードホールで開幕したミュージカル『ドラキュラ』で強烈な存在感を発揮し、舞台を圧倒した。
トランシルバニア邸に住む年老いたドラキュラ伯爵として姿を現したジュンスは、冷ややかさとともに強烈さを演出。続けて『Fresh Blood』ではパワフルな演技と歌を披露し、目を離せないカリスマ性を発揮した。
ジュンスはミュージカル俳優として卓越した歌唱力と繊細な演技を自然に駆使し、観客を魅了する“舞台掌握力”で有名だ。ミュージカル『ドラキュラ』の舞台では“XIAキュラ(XIAジュンス+ドラキュラ)”という愛称でファンに親しまれてきた。
今回の舞台でも、ジュンスは爆発的な歌唱力と深い演技力で“XIAキュラ”の面貌を存分に誇示した。さらに熟練味が増したドラキュラ伯爵の姿はもちろん、ミナ役パク・ジヨンやジョナサン役ペク・ヒョンフンらとも安定したハーモニーを成した。
新しいシーズンを迎えたジュンスは、「もう一度『ドラキュラ』で舞台に立つことができ、いつにも増して感慨深く感謝している。観客の皆様が“やっぱりドラキュラが面白い”と感じてお帰りになれるよう、素晴らしい公演のために最善を尽くしたい」と感想を述べた。
ミュージカル『ドラキュラ』は、1897年にアイルランドの小説家ブラム・ストーカーの小説を基に誕生した。400年以上もの間たった1人の女性を愛したドラキュラ伯爵の物語を美しくも切なく描き出した作品だ。
作詞と脚本を担当したドン・ブラックとクリストファー・ハンプトンは、現実と非現実の境界で劇中のキャラクターを神秘的に描き出し、魅力的なストーリーを完成させた。そこにフランク・ワイルドホーンの美しい音楽が加わった。
2001年にサンディエゴのラホヤ・プレイハウスで初公開された後、2004年にブロードウェイで初演された。その後、スイスやオーストリア、イギリス、カナダ、日本など世界各国で公演され、好評を博した。
国内プロダクションはオリジナルクリエイティブとともにシン・チュンスプロデューサー、デイビッド・スワン演出、ウォン・ミソル音楽監督など国内最高の創作陣が協力し、ブロードウェイとはまた違う完成度の高い新バージョンの韓国プロダクションを誕生させた。
2014年に芸術の殿堂オペラ劇場で初演され、開幕2カ月で10万人の観客を突破する大ヒットを記録した。世宗(セジョン)文化会館で2週間公演が行われた2016年にも、毎回3000席以上の客席が埋まるなど話題を集めた。昨年の公演もプレビューオープンと同時に完売を記録し、興行を続けた。
致命的で神秘的な魅力のあるヴァンパイアであり、400年以上もの間1人の女性だけを愛するドラキュラ役には、圧倒的な存在感と強大なチケットパワーを誇るジュンスとともに、完璧な歌唱力と繊細な演技力を持つチョン・ドンソク、ブラウン管と舞台を行き来しながら並々ならぬ存在感を発揮してきたシン・ソンロクがともにする。
ドラキュラが愛したたった1人の女性ミナ役には、歌唱力と内面の表現に優れるチョ・ジョンウンと、清らかで澄んだ声のイム・ヘ、安定した実力を持つパク・ジヨンが熱演する。
また、ドラキュラへの復讐を夢見るヴァン・ヘルシング役には、重厚感のある演技とカリスマ性を持ち合わせるカン・テウル、爆発的な声量でキャラクターの表現を極大化するソン・ジュンホがキャスティングされた。
それだけでなく、さらに華やかになった舞台装置が見どころを提供する。映像の効果を極大化させるブラックスクリーンや4重ターンテーブル舞台技術送装置、赤と青の対比を利用し、神秘的な色彩の照明と夢幻的な感じを与える特殊効果などが調和した。
また、ドラキュラの城やウィットビーベイの邸宅、地下納骨堂セットなどが壮大な趣を加え、ドラマチックな衣装が視線を捕らえる。
なお、ミュージカル『ドラキュラ』は来る8月1日まで上演される予定だ。
◇ジュンス プロフィール
1986年12月15日生まれ。2003年から2010年までを東方神起のメンバーとして過ごし、以降はJYJ、そしてミュージカル俳優として活動。優れた歌唱力と完成度の高いパフォーマンスは圧巻で、ミュージカル界で確固たる地位を固めている。2019年には韓流文化の拡散や人気に貢献した者に与えられる「韓流文化大賞」を受賞し、その存在感をより大きなものにした。
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