“第4世代”のアイドルグループが韓国で急成長し、海外の舞台でも影響力と地位を固めている。新型コロナの影響があるため、さらに輝かしい歩みに見える。
まず同事務所のTOMORROW X TOGETHER(TXT)とENHYPENが、国内外で高まった人気を証明し、“第4世代アイドル”の代表グループとして成長している。
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先にカムバックしたENHYPENは、4月26日に発表した2ndミニアルバム『BORDER:CARNIVAL』でハーフミリオンを達成。海外からの反響も十分だ。米ビルボード「ワールドアルバム」13位、リード曲『Drunk-Dazed』は「ワールド・デジタルソング・セールス」5位、「ビルボード・グローバル」145位を記録した。
また日本のオリコンウィークリーアルバムチャートで2週連続トップを飾り、自己記録を更新。まだENHYPENが日本で正式にデビューしていない点を踏まえると、驚異的な成果だ。その勢いのまま、ENHYPEN は来る7月6日発売の日本デビューシングル『BORDER : 儚い』で日本デビューを果たす。
5月31日にカムバックするTOMORROW X TOGETHERは、ENHYPENのバトンを引き継ぐ。
デビューアルバムの販売枚数20万枚以上を記録し、その年にデビューした新人グループのトップに立ち、そのアルバムと日本1stアルバム『STILL DREAMING』をビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」に進入させ、成長の可能性を高めた。
カムバックを控えて最近、アメリカの人気トークショーである「エレン・デ・ツェナーラスショー(The Ellen DeGeneres Show)」に出演し、『We Lost The Summer』のステージを披露するなど、韓国を越えて世界に乗り出している最中だ。
TOMORROW X TOGETHERが今回発表する新アルバム『The Chaos Chapter: FREEZE』は、先行予約のわずか6日間で52万枚を突破。自己記録を更新しており、さらなる成長の期待は高まるばかりだ。
BTS(防弾少年団)、SEVENTEENなど世界を舞台に活動するアーティストを育てたノウハウが、ENHYPENやTOMORROW X TOGETHERといったHYBEの新勢力を成長させる大きな力になったという反応だ。
とあるK-POP関係者は、「メンバーたちの実力と有能なプロデューサー陣に蓄積された企画と制作技術が加わり、2つのグループが“グローバルルーキー”として浮上した。予想できた手順だ」と分析した。
第4世代のガールズグループを代表するITZYも最近、新しいアルバム『GUESS WHO』を全世界同時発表し、本格的にグローバルな活動をスタートさせた。
これまでも着実にアメリカ音楽市場の扉を叩いたが、アルバムを全世界同時発売したのは今回が初めてだ。
成果はすぐに現れている。今回新譜が米ビルボードメインチャート「ビルボード200」の128位にランクインしたのだ。これはITZYの初ビルボードメインチャート進入であり、今後のグローバル活動の青信号と見ることができる。新曲『Mafia in the morning』は、Spotifyの「グローバルトップ200」チャートで56位と自己最高ランクを達成し、たしかな存在感を示した。
YGエンターテインメントのTREASUREも日本で勢いを見せている。初の日本語アルバム『THE FIRST STEP : TREASURE EFFECT』は、オリコンウィークリーアルバムチャートとLINEミュージックアルバムトップ100チャートで1位に上がった。
JYPエンターテインメントと日本のソニーミュージックが合作したガールズグループNiziUも、日本のチャートで頭角を現している。昨年発売したフリーデビューデジタルミニアルバム『Make you happy』が一気にオリコンウィークリーデジタルアルバムチャートの上を占めると、その後のシングル2曲もトップを飾るなど、連続ヒットを記録中だ。
MLDエンターテインメントとソニーミュージック、グローバルIT企業NHNが一緒にローンチしたT1419は、タイトル曲『EXIT』で「K-POPレーダー2021年第14週目の週間チャート」3位、アメリカのiTunes「K-POPチャート」26位にランクインし、K-POP次世代を担うグループに成長しつつある。
多くの“第4世代”アイドルグループが新型コロナという困難のなかでも、見事なアルバム販売量と海外チャート人気を誇り、顕著な成果を残している。BTS、BLACKPINKに続くグローバルスターへと飛躍するか、世界中のファンの関心が集中している。
とあるK-POP関係者は、「大型エンターテインメント各社のしっかりとした企画力と徹底したプロモーションが、第4世代アイドルが光を放つ要因だ。新型コロナがなければ、さらに早く全世界を席巻したはずだ」と話した。別の関係者は「放送活動を通じて認知度を上げ、グローバルファン層の拡大のためにSNSプロモーション戦略に力を入れるなど、海外K-POPファンを魅了する“第4世代アイドル”のトップに立つための競争が激しい。今年も様々な新人がデビューを発表しているだけに、この競争はさらに熱くなるだろう」と展望した。
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