選んで見る楽しみが増えている。5月から放送される韓国ドラマだ。
時代劇からファンタジー、ロマンスまで多彩な新作ドラマが公開されているなかで、いずれも2021年を代表するドラマとなる可能性を秘めている。
韓国で4月30日に始まったOCNの『ダークホール』(原題)を皮切りに、5月1日の『ポッサム 運命を盗む』(原題、MBN)、5月3日の『五月の青春』(原題、KBS2)、5月8日の『イミテーション』(原題、KBS2)などが放送された。
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今後も5月10日から『Mine』(tvN、Netflixでも配信)、5月14日から『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』(原題、tvN)、5月19日から『ムーブ・トゥ・ヘブン: 私は遺品整理士です』(Netflix)、5月24日から『目標ができた』(原題、MBC)、5月26日から『この区域の狂った×』(原題、カカオTV)と『九尾の狐とキケンな同居』(原題、tvN)、5月31日から『ラケット少年団』(原題、SBS)と、1カ月余りの間に11本のドラマがスタートする。
5月に公開されるドラマは数だけでなく、様々なジャンルという点が印象的だ。すでに放送されている作品が視聴率と話題性で好成績を残しているなか、今後放送されるドラマもそうそうたる制作陣と俳優で期待を高めている。
『ダークホール』は“変種人間”を題材に既存のゾンビものとは別ジャンルの誕生を予告し、チョン・イルと少女時代ユリが出演した時代劇『ポッサム』はMBN歴代ドラマ初放送の視聴率最高記録を達成した。現在、唯一の月火ドラマである『五月の青春』も、イ・ドヒョンとコ・ミンシが1980年代ロマンスの始まりを知らせた。
また5月7日に初放送された『イミテーション』は、同名人気ウェブ漫画に基づいたアイドル世界の物語。U-KISSのJUN、I.O.I出身のナヨン、ATEEZ、SF9など実際のアイドルが出演したなかで、音楽番組に出演してミニアルバムを発売するなど、ドラマと現実を行き来しながら実際にアイドルのような活動も行い、ウェブ漫画、ドラマ、そしてK-POPの融合を見せている。
女優イ・ボヨンと脚本家ペク・ミギョンが意気投合した『Mine』も期待大で、ソ・イングクの3年ぶりとなるドラマ復帰作であり、パク・ボヨンと呼吸を合わせるファンタジーロマンス『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』も期待作に数えられている。
イ・ジェフンとタン・ジュンサンが出演する『ムーブ・トゥ・ヘブン』は、これまでのドラマとは異なる題材とキャラクターで注目を集める。その他、昨年のMBCドラマ脚本公募展で当選した『目標ができた』は4部作となっており、チョン・ウとオ・ヨンソは『この区域の狂った×』で風変わりなロマンスを予告した。
999歳の九尾狐と1999年生まれの非現実的なラブコメである『九尾の狐とキケンな同居』と、地の果ての農村で繰り広げられる16歳の少年・少女によるスポーツ物語『ラケット少年団』も放送を控えている。
特に6月には大ヒットドラマ『ペントハウス』シーズン3、Netflixでもお馴染みの『賢い医師生活』シーズン2と、すでに人気と視聴率が証明された作品が帰ってくるだけに、それ以前に話題を集めるドラマはどの作品かと注目を集めている。
とあるドラマ関係者は「最近制作される多くのドラマで、題材やキャラクターがカブることが多いが、5月は様々な俳優が異なる題材とジャンルの作品に戻ってくる。さらに期待できる作品が多く、視聴者の立場でも選んで見る楽しさがあるようだ」と説明した。
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