チョン・イル、少女時代ユリ主演の新時代劇『ポッサム』、飛躍のきっかけになるか

総合編成チャンネルとして10周年を迎えた韓国のMBNが、特別ドラマ『ポッサム 運命を盗む』(原題)を放送する。

【写真】『ポッサム』に主演するユリの抜群な韓服姿

『ポッサム』は、光海君(朝鮮時代第15代国王)治下の朝鮮時代を舞台に、ポッサム(寡婦を連れ去って再婚させること)や泥棒などを専門とするチンピラ男・バウが、翁主(王女)のスギョンを誤ってポッサムすることで繰り広げられるロマンス時代劇だ。MBNで初めて放送される時代劇であり、制作決定の時から注目を集めた。

10周年特別ドラマとして『ポッサム』を選んだ理由について、ドラマ制作局のファン・ヒョクPDは言う。

「ここ1、2年でMBNならではの特色のあるドラマを放送しようと努力してきた。10周年を迎えて、ドラマも一段階跳躍する意味でこれまでなかったスケールのドラマを選んだ」

それを証明するかのように、これまで公開されたティーザー映像では運命の渦に巻き込まれるポッサム屋のバウ(演者チョン・イル)、スギョン(演者クォン・ユリ)、デヨプ(演者シン・ヒョンス)の切ないロマンスから権力争いまで、多彩な物語を予告した。

ファンPDは「『ポッサム』は自分たちに与えられた身分の限界を痛快に克服していく主人公たちの物語」と紹介し、「人物たちがおかれた状況は現在を生きていく人々の状況とも重なる。ただ、そういう話を軽快かつ愉快に繰り広げて視聴者にカタルシスを感じさせるところが魅力だと思った」とドラマの特長を強調した。

何よりも、チョン・イル、少女時代のユリ、シン・ヒョンスらの俳優たちと、『パスタ~恋が出来るまで~』『甘くない女たち~付岩洞<プアムドン>の復讐者~』などの演出を手がけたクォン・ソクジャン監督、そして『ドクターズ』(1997年作)、『マイ・ラブリー・ブラザーズ』の脚本家キム・ジスおよび新人脚本家のパク・チョルが意気投合して話題を集めている。

(写真=MBN)

ファンPDは「最上級の演技をしてくれている俳優たちと、キャラクター同士がぶつかり合う時に生まれる微妙な感情の演出に定評のあるクォン監督、そして喜怒哀楽をスペクタクルに表現してくれる脚本家さんたちのシナジー効果によって、完成度と没入度が格別だと予想される」と、心強さを示した。

そして「チョン・イルさんの破格のイメチェンが、ドラマファンにとって新鮮だと思う。チョン・イル、クォン・ユリ、シン・ヒョンスの三角関係はもちろん、王権のためなら子供すら捨てられるほど強烈だった王家と新権力の対立も正統派時代劇が好きな視聴者にアピールできるポイントだ」と伝えた。

最後には「MBNドラマという名に恥じないよう、自信作だけを披露しようと努力している。これからより多くの作品を通じて確実な足跡を残す、ドラマ界の小さな巨人でありたい。『ポッサム 運命を盗む』というタイトル通り、運命的に視聴者の視線を釘付けにし、必然的な縁を作っていきたい」と期待を寄せた。

『ポッサム 運命を盗む』は、韓国MBNにて5月1日21時40分から放送開始予定。

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