2021年“最も注目すべき女優”キム・テリ「自給自足の人生に自負心がある」【インタビュー】

2021年03月06日 話題

女優キム・テリは、はっきりとした魅力の持ち主だ。

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映画『お嬢さん』で一気に韓国映画界の新星となったキム・テリは、その後も映画『リトル・フォレスト春夏秋冬』、ドラマ『ミスター・サンシャイン』など、作品ごとに異なるジャンル、キャラクターを披露してきた。

最近ではNetflixの映画『スペース・スウィーパーズ』(チョ・ソンヒ監督)で、チャン船長の役割を担い、「勝利号」のクルーを導くリーダーとして活躍した。ボサボサの髪にサングラス、荒々しい衣装まで。キム・テリの“新しい顔”と出会うことができた。

「ケミストリーに満足」

オンラインインタビューで会ったキム・テリは、「『スペース・スウィーパーズ』は一人でできないチームプレーだったのが良かった」と微笑み、「アンサンブルが良かった作品。一人の孤軍奮闘ではなく、みんなの力を合わせた作品だ。そこに惹かれたようだ。ケミストリーに満足している」と述べた。

(写真提供=Netflix)キム・テリ

Netflixという翼をつけて、韓国だけでなく海外でも熱い反応を得た。新型コロナによって劇場公開ではなくNetflixでの公開を選択したが、災い転じて福となった格好だ。

キム・テリは「ロンドンにいる友人からすぐに“楽しく観た”とフィードバックが来たので、不思議でありがたかった。ハリウッドを追いかけるだけでなく、私たちのカラーを出す映画として作られ、Netflixで世界中の人に会うことができるようになり、胸がいっぱいで感激だ」と付け加えた。

続いて「見たことのない映像で熱狂されているようだ。韓国のSF映画なのだが、“ああ、韓国で宇宙映画が出てきたらこんな姿なのか”と感じた。韓国的で外国のものを踏襲するのではなく、私たちの情緒が込められており、家族愛を越えて人類愛、人の物語を扱うところがとても良かった」と満足した。

キム・テリは『スペース・スウィーパーズ』で韓国初のSF映画に出演したが、現在はまた違う期待作『外界人』(原題)の撮影に臨んでいる。韓国映画の発展とともに、女優キム・テリも成長中なのだ。

2021年、最も注目すべき女優

いつの間にか20代30代を代表する女優にもなった。2020年12月にシネ21が実施した「2021年の最も注目すべき女優」の1位にも選ばれた。

(写真提供=Netflix)キム・テリ

キム・テリ本人は謙遜しながら、「この間、際立った変化はあまりないようだ。ただ少しだけ現場に慣れ、人と接するうえで温かさを感じている。『スペース・スウィーパーズ』でも(ソン・)ジュンギ先輩のリーダーシップを多く学んだ。どうやって人と交わって一緒にするべきかを知ることになった」とし、「もちろん、たくさんの関心はプレッシャーでもあるが、その焦りは演技的なエネルギーの助けにならない。プレッシャーや焦りは振り払わなければならない」と話した。

そんなキム・テリの確固とした価値観と堂々した姿は、自然に作品にもにじみ出る。キム・テリは、「キャラクターを構築するときは計算してアプローチしたりしない。心のままに進んでいく。運が良くて、とても素晴らしい監督、先輩たちに会って良い作品に参加している。心からそう思う」と語った。

キム・テリは自分の仕事、そして自分の人生を愛することも知っている若者だ。自尊心もある。彼女は、「私は子供の頃から自給自足しながら生きてきたので、その点にとても大きな誇りがある。一人で大きくなったという自信ではないかと思う」と述べた。

最後に彼女は「最近、会社の勧めでSNSアカウントを開設した。いざ作ってみたら、ファンの方々とコミュニケーションすることができていい。ネタバレすることはできないが、『外界人』の撮影も頑張っているので、期待してもらいたい」と付け加えた。

◇キム・テリ プロフィール

1990年4月24日生まれ。アナウンサーを夢見て新聞放送学科に入学するも、大学の演劇サークルがきっかけで女優を志す。2016年の映画『お嬢さん』で正式なスクリーンデビューを果たし、一躍脚光を浴びた。その後、映画『ムニョン』『1987、ある闘いの真実』『リトル・フォレスト 春夏秋冬』などに出演。2018年、俳優イ・ビョンホン主演の『ミスター・サンシャイン』でドラマ初出演&初主演を果たす。

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