韓国芸能界の飲酒運転騒動が社会問題となっている。
2019年を迎えてアン・ジェウク、キム・ビョンオクと、俳優による飲酒運転騒動が相次いでいるのだ。
2月12日午前、俳優キム・ビョンオクが京畿道富川(プチョン)市に位置するマンションの駐車場で酒気帯び運転をしたとして、在宅起訴された。当時の血中アルコール濃度は免許取り消しに値する0.085%であった。
直前の2月10日には俳優アン・ジェウクが飲酒運転によって免許停止処分を受けている。それだけに、今回キム・ビョンオクが巻き起こした事件の余波は大きなものだ。
アン・ジェウクは2月9日、地方でのスケジュールを終えて同僚と酒を飲んだという。その後、10日午前に自らの運転でソウルに移動したアン・ジェウクは、飲酒運転の取り締まりで摘発され免許取り消し処分を受けた。
所属事務所JABLEエンターテインメントは2月11日、「絶対に起きてはいけない事態を呼んだ。非常に恥ずべき行為だ」と公式的な立場を明かしている。アン・ジェウクは2003年にも飲酒運転事故を起こしており、世間は彼に対して一層厳しい目を向けている。
韓国社会を騒がせた芸能人による飲酒運転騒動は、今年に始まったことではない。
昨年末には、俳優ソン・スンウォンが飲酒運転及び無免許運転によってひき逃げ事故を起こしている。
(詳細記事:無免許飲酒運転にひき逃げ、薬物使用も。韓国芸能界の年末は“大波乱”)
『青春時代』(JTBC)、『ウラチャチャワイキキ』(原題、JTBC)といったドラマ作品を通じて多彩な演技を披露し、人気を集めたソン・スンウォン。今後の活躍が期待される俳優であったが、昨年12月26日に無免許飲酒運転、さらにはひき逃げ事故まで起こして議論の中心に立った。
ソン・スンウォンは過去に3度の飲酒前科を持ち、免許取り消し処分を受けた無免許状態にもかかわらず飲酒運転の罪を重ねている。事故当時の血中アルコール濃度は0.206%と、免許取り消しの水準をゆうに超える泥酔状態の数値であった。
その後ソン・スンウォンは「パニック障害を患っている」と告白し善処を求めたが、4度目の摘発という事実に対する世間の反応は冷ややかなものだった。
芸能人の飲酒運転は、当事者だけの問題ではない。