コロナ禍の中、世界中で韓国ドラマの消費が増えたことがわかった。
1月28日に韓国文化体育観光部が発表した「2021年海外韓流実態調査(2020年基準)」によると、韓流コンテンツの消費分野は「ドラマ」(29.7%)が最も多く、その次に「美容」(27.5%)、「バラエティ」(26.9%)、「ファッション」(24.8%)という回答が続いた。
韓流ファンが最も好むコンテンツの場合、ドラマ分野では『愛の不時着』が9.5%、『サイコだけど大丈夫』が4.1%、『夫婦の世界』(原題)が2.8%を記録。
映画では『パラサイト 半地下の家族』が18.4%、『新感染 ファイナル・エクスプレス』が10.2%、『新感染半島 ファイナル・ステージ』が3.5%を記録した。
海外の韓流ファンが最も好きな俳優には、イ・ミンホが昨年に続いて1位(9.6%)、『愛の不時着』の主演俳優ヒョンビンが2位(3.5%)になった。
韓国のコンテンツに触れるルーツとしては、ここ5年間で「オンライン・モバイルのプラットフォーム」が最も多く、2020年にそれらのプラットフォームを通じて最も見られたコンテンツはK-POP(82.0%)だった。
今年の調査では「好感度分析」に加え、未来の消費拡大の可能性を総合的に考慮する指標となる「ブランドパワー指数」を導入。その結果、言語の影響が少ない食べ物や美容、K-POPなどが韓流をリードしていることがわかった。
また、韓流コンテンツの経験度が高いほど、韓国産商品やサービスに対する「購入経験率」「購入回数」「推薦顧客指数」「購入利用意向」が高くなる傾向を見せた。
ただ、韓流コンテンツの翻訳や字幕、吹き替えなど、言語のアクセシビリティの問題が好感度を下げる要因として挙げられている。
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