韓国のケーブルチャンネルOCNによる新ドラマ『タイムズ』（原題）が、2021年に放送決定した。
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出演者には『イ・サン』で主演を務めたイ・ソジンを筆頭に、『梨泰院クラス』でマ・ヒョニ役を好演したイ・ジュヨン、国民的俳優キム・ヨンチョル、名女優ムン・ジョンヒらが名を連ねた。
『タイムズ』は、2015年の記者イ・ジヌ（演者イ・ソジン）と2020年の記者ソ・ジョンイン（演者イ・ジュヨン）が1本の電話でつながることから始まる。ソ・ジョンインの父で大統領であるソ・ギテ（演者キム・ヨンチョル）の死を防ぐため、危険な真実と向き合うタイムワープ政治ミステリードラマだ。
タイムスリップのレジェンドと呼ばれ、『愛の迷宮-トンネル-』『ライフ・オン・マーズ』を制作したOCNが、今回は“タイムワープ”に政治ミステリーを組み合わせた重厚なテーマで視聴者を楽しませる予定だ。
そしてイ・ソジン、イ・ジュヨン、キム・ヨンチョル、ムン・ジョンヒといった信頼と新鮮さを兼ね備えたラインナップを揃え、新たな“ウェルメイドドラマ”の誕生を期待させる。
イ・ソジンは、メディア「タイムズ」の代表で真実を追い求める2015年の記者イ・ジンウに扮する。未来とつながる電話1本を頼りに、巨大な真実にぶつかりることで時には混乱にも陥るが、ただひたすらに“真実”を追い求める。
これまでドラマ、映画などオールラウンドに活躍してきたイ・ソジン。2019年のOCNドラマ『トラップ～最も残酷な愛～』では、国民的キャスターに加え、ソシオパス殺人鬼という多面的な顔を持つ役を演じ、視聴者に衝撃を与えた。
そんなイ・ソジンとOCNの2度目のタッグが実現する。『タイムズ』では、これまで数々の役を演じてきた名優としての実力に期待がかかっている。
映画とドラマで“NO.1ライジングスター”としてスポットライトを浴びるイ・ジュヨンは、真実と向き合う2020年の熱血記者ソ・ジョンイン役を演じた。ソ・ジョンインは、正義を貫いてきた元ジャーナリストの父親の後を追い、記者になった人物だ。
ジャーナリストから大統領になった父親が亡くなり、5年も前のイ・ジンウと電話でつながるなど、衝撃的な人生を送っているキャラだが、粘り強い執念と情熱で父親を取り巻く真実を最後まで掘り下げる。
イ・ジュヨンは日本でも大ブームとなった『梨泰院クラス』のトランスジェンダーのマ・ヒョニ役をはじめ、映画『なまず』『野球少女』などでも、作品ごとに独特の存在感を見せてきた。
今回OCNのジャンル物に初挑戦する彼女が、ドラマに強烈な存在感を加えてくれるはずだ。
すべての真実を知る大統領ソ・ギテ役には、自他共に認める国民的俳優キム・ヨンチョルが選ばれた。かつて正義の記者だったソ・ギテは、権力の前で真実が捏造される事件を目の当たりにする。そして自らが権力者になることを決心し、大統領の座にまで上り詰めるという役だ。
立ち振る舞いからカリスマ性が滲み出る演技力の持ち主である彼が、演技人生40年目にして初の大統領役を引き受けた。『タイムズ』では真実の中心として、重厚な演技で観る者を圧倒する見通しだ。
ドラマ『サーチ』『バガボンド』などに出演していたムン・ジョンヒは、ソ・ギテを助ける国会議員で、次期大統領候補のキム・ヨンジュに扮する。
貧しい子ども時代を過ごしたキム・ヨンジュは、いかなる脅威にも動じない冷徹な勝負師というキャラクターだ。ソ・ギテの信念に共感し、大統領の夢を助けるため彼の側近となった。
類まれな演技力で、作品ごとに代替不可能な存在感を見せてきたムン・ジョンヒは、『タイムズ』でもその底力を見せてくれるはずだ。
制作陣は「リアルな政界を背景に、SF的なタイムワープの要素と手に汗握るミステリー要素が加わり、見ごたえのあるドラマとなっている。初めて試みるジャンルに名優4人のキャスティングで花を添えた。その期待に応えるウェルメイド作品は、2021年にお見せする予定だ」と意気込みを語った。
OCN新土日オリジナル『タイムズ』は、2021年2月に放送開始予定だ。
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