BTSも歌う“YOLO”と“No Money”に両極化する韓国若者の現状

2018年10月20日 話題 #BTS

「YOLO(ヨロ)」という言葉をご存知だろうか。

K-POPグループ防弾少年団(BTS)が2017年9月に発表したミニアルバムの収録曲『悩みよりGo』の歌詞には、「YOLO」という言葉が32回、「タンジンジェム」という言葉が25回登場する。

BTSといえば、楽曲を通じて社会問題を語ることでも定評があるグループ。

『ペップセ(Silver Spoon)』や『Am I Wrong』といった楽曲がそうだったように、YOLOやタンジンジェムという流行語を用いて韓国社会にメッセージを放った。

昨年韓国の若者を中心に流行ったYOLOは、You Only Live Once(人生は一度きり)の略である。つまり、「未来ことは心配しないで、今を楽しもう」という考え方・生き方だ。

その延長線にある言葉は、財産などを使い果たすという意味の“蕩尽”と、“楽しい”を組み合わせた「タンジンジェム」。

例えば百均ショップなどで物をたくさん買ったり、ストレス解消のためにあまり必要のない物を買ったりする行為を、皮肉とユーモアを交えて「タンジンジェム(使い果たすことは楽しい)」と言うのだ。

消費するべきか、節約するべきか

BTSの『悩みよりGo』では、「お金はないけど遠くへ旅立ちたい」「頑張って稼いだ私のpay(お金)、すべて私のお腹に」という歌詞が出てくる。

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