いまからちょうど1年前の昨年12月、ポーランドのクリニツァ・ズドルイ市で行われた「第9回ミス・スプラナショナル世界大会」で優勝したキム・ジェニをご存じだろうか。
ミス・スプラナショナルは2009年から行われている美女コンテストで、2016年からは日本でも「ミス・スプラナショナルジャパン」が行われているが、その世界大会で韓国人女性が優勝するのは史上初。
それどころか韓国人女性が国際的な美女コンテストで優勝したのも初めてだという。
それだけにキム・ジェニは、ミス・スプラナショナル優勝をきっかけに一気にその知名度を高めた。
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そもそも韓国の美女コンテストといえば、「ミス・コリア選抜大会」が有名だろう。
全国各地で地区予選が行われ、その地区別入賞者を集めた本選で、1位のミス・コリア眞(ジン)、2位となるミス・コリア善(ソン)、3位となるミス・コリア美(ミ)を決める同大会は、「韓国美女コンテストの代名詞」といっても過言ではない。
ただ、最近のミス・コリアはその権威が低下。かつてはミス・コリア眞に選ばれた者が「ミス・ユニバース」に、ミス・コリア善に選ばれた者が「ミス・ワールド」に韓国代表として出場してきたが、ミス・コリア主催者とは異なる企画会社が「ミス・ユニバース」や「ミス・ワールド」と新たにライセンス契約を交わしたことで状況が変わった。
「ミス・ユニバース」「ミス・ワールド」「ミス・インターナショナル」「ミス・アース」といった世界の4大ミス・コンテストの韓国大会が毎年行われるようになった。
整形疑惑や審査員買収など“ミス・コリアの真実”といった都市伝説があるなかで、国際大会出場権をはく奪されることは痛恨だったに違いないが、逆に多くの韓国人女性がさまざまな国際大会に出場できるようになったともいえなくもない。
キム・ジェニが「第9回ミス・スプラナショナル世界大会」に出場できたのも、そうした韓国国内の変化があったからでもあるが、彼女が話題になるのは「韓国人初の美女コンテスト優勝者」という快挙のせいだけではないかもしれない。