Netflixで大人気を博しているドラマ『愛の不時着』は、人気俳優ヒョンビンとソン・イェジンが2度目の共演を果たすということで放送前から話題を呼んだ。
【画像】ヒョンビン♡ソン・イェジン、密着ショットにファン歓喜
2人といえば、これまで何度も熱愛説が浮上し、あまりのお似合いぶりに「ガチ交際してほしい」と密かに応援するファンもいるほど。実際に『愛の不時着』で見せた2人の演技やビジュアルには、カップルとしてまったく違和感のないリアルさがあった。
「メインカップル」であるヒョンビンとソン・イェジンが見事なタッグでドラマを盛り上げた一方で、実は彼らに負けず劣らずの人気と注目を集めた2人がいる。俳優キム・ジョンヒョンとソ・ジヘによる「サブカップル」だ。
キム・ジョンヒョンは劇中、ユン・セリ(演者ソン・イェジン)の兄と事業に乗り出すも、巨額の公金を横領して北朝鮮に逃げたク・スンジュン役を熱演。ソ・ジヘはリ・ジョンヒョク(演者ヒョンビン)の許婚であるソ・ダン役を務め、物語をかき回した。
彼らはメインカップルと深く関わりながら、思いがけない遭遇を繰り返す。3度目の遭遇を果たした第6話では、リ・ジョンヒョクとユン・セリが訪れた平壌(ピョンヤン)のホテルの屋上でようやく自己紹介を交わし、2人の運命も動き出していった。
見合い相手でもあったユン・セリに再び結婚を提案したク・スンジュンと、リ・ジョンヒョクと距離を縮めていくユン・セリを目障りに思うソ・ダン。利害が一致した2人は、内密に協力するうちに惹かれいく。
第9話で、ソ・ダンのストレートな物言いに心を揺さられたク・スンジュンが、「ときめくから二度と悪態をつくな。見れば見るほど俺のタイプだ」とこぼすシーンや、酔い潰れたソ・ダンをク・スンジュンがおぶって家まで送るコミカルな場面は、多くのファンを生み出した。
ヒョンビンとソン・イェジンが「ドゥリ(2つのリという意味)カップル」と呼ばれた一方で、キム・ジョンヒョンとソ・ジヘは、キャラクターの名前から一文字ずつとった、「クダンカップル」の愛称で支持を得る。
ただ、残念ながら「クダンカップル」の結末はハッピーではなかった。ソ・ダンを助けるためにク・スンジュンが死んでしまう衝撃の展開が待ち受けていたのだ。“ラブコメ”の王道を辿ったメインカップルとは対照的だったからこそ、強い余韻が残るサブカップルとなった。
ここ数年、韓国ドラマにはメインカップルに匹敵する魅力とストーリーを持つサブカップルの登場が増えている。
例えば、『太陽の末裔』では俳優チン・グとキム・ジウォンが切ない恋愛模様を繰り広げ、視聴者の涙を誘った。パク・ソジュン主演の『サム、マイウェイ ~恋の一発逆転!~』でも、アン・ジェホンとソン・ハユンによる交際6年目のカップル演技が、「リアルすぎる」と話題になっている。
日本でも人気を集めた『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』も欠かせない。前世から続く切ない因縁が描かれたイ・ドンウク、ユ・インナの物語に、涙腺を崩壊する視聴者が続出。2人はのちにドラマ『真心が届く』の主演として2度目のカップル演技を披露し、深い印象を残している。
『愛の不時着』の放送終了後、「クダンカップル」もその人気ぶりを再び証明した。今年5月に放送が始まったソ・ジヘ主演ドラマ『夕食一緒にしましょうか?』に、キム・ジョンヒョンがソ・ジヘの“元カレ役”としてカメオ出演したのだ。『愛の不時着』では結ばれなかった2人がデートをするシーンに、ドラマファンから大歓声が上がったのは言うまでもない。
今後も、韓国ドラマをさらに盛り上げるサブカップルの存在にも注目していきたい。
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