無理なダイエットが影響したのだろうか。歌手ヒョナがステージ上で失神し、その瞬間を捉えた映像がネット上で拡散され、大きな関心を集めている。
ヒョナは11月9日、マカオで開催された「WATERBOMB MACAO 2025」に出演し、『Bubble Pop!』のパフォーマンス中に突然意識を失い倒れた。スタッフに支えられ、すぐさまステージ袖へと運ばれる様子が映像に残されている。
公演直後、ヒョナはSNSで「本当に本当にごめんなさい。短い準備期間の中で良い姿を見せたかったのに、プロらしくなかったと思うし、正直何も覚えていない」とコメント。「私は本当に大丈夫。心配しないでほしい」と無事を強調した。
しかしファンの間には不安が広がっている。ヒョナはかつて、迷走神経性失神により活動を中断した時期があるからだ。
迷走神経性失神は、ストレスや痛み、自律神経の乱れなどが引き金となり血圧低下や徐脈を引き起こし、一時的に脳への血流が不足して意識を失う症状だ。
昨年5月、ヒョナがあるバラエティ番組に出演した際、彼女のマネージャーが「ヒョナが“食べないダイエット”をしていたため栄養が足りず、失神したことが本当に何度もあった」と証言した。
ヒョナ自身も「痩せていなければ完璧じゃないと思い込んでいた。スケジュールの合間にキンパ一口だけで過ごしたこともある」と当時の強迫観念を語っている。
治療中に血圧が40まで低下し、「50以上にならないと退院できないのに上がらなかった。1カ月で12回倒れた」とも明かしたが、医師の助言を受け8kg増量し、「今は健康になった」と話していた。
しかし今年10月、結婚後に増えた体重を理由にダイエットを宣言し、1カ月で10kgの減量を報告。今回の失神が過去と同じ原因によるものかは明らかになっていないものの、急激な減量の影響を懸念する声は少なくない。
ヒョナ本人は「大丈夫」としているが、過去の経緯を知るファンからは体調を案じる声が続いている。復帰のタイミング以上に、今は回復と健康維持が優先されるべき局面といえるだろう。
(文=スポーツソウル日本版編集部)
◇ヒョナ プロフィール
1992年6月6日生まれ。2007年にJYPエンターテインメントからWonder Girlsの一員としてデビューするが、健康上の理由で脱退。その後、CUBEエンターテインメントに移籍し、2009年に4Minuteのメンバーとして再デビューした。2011年にはBEASTのチャン・ヒョンスンとユニット「Trouble Maker」を結成。2018年の「Mnetアジアンミュージックアワード(MAMA)」では、交際していた歌手イドン(DAWN)との“キスパフォーマンス”を披露し、大きな話題となった。2022年11月にイドンと破局し、2024年1月にHIGHLIGHT出身のヨン・ジュンヒョンとの交際を公表、同年10月に結婚した。
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