一部のK-POPファンによる球場での迷惑行為が波紋を広げている。
日本でも話題のオーディション番組『BOYS II PLANET』の参加者80人は最近、ソウルの蚕室(チャムシル)野球場で行われた韓国プロ野球のLGツインズ対斗山ベアーズ戦でパフォーマンスを披露した。
この日、『BOYS II PLANET』の参加者たちは試合のクリーニングタイムに登場し、シグナルソング『OLA』の大規模パフォーマンスを披露した。
球場には彼らを一目見ようと多くのK-POPファンが詰めかけた。
問題は、一部のK-POPファンが公演を撮影しようと球場の前方へ無断で移動したことから発生した。
オンラインコミュニティやSNSには、そのエリアの入場券を持っていないにもかかわらず、ステージの近くへ押し寄せたファンの姿を捉えた映像や目撃談が次々と投稿された。
一部のファンは、座席確認を行おうとしたスタッフを押したり、撮影を制止しようとしたスタッフと押し問答になったりしたともされている。制止していたスタッフがファンに押され、さらには腕を噛みつかれる映像まで拡散し、騒動は一気に広がった。
パフォーマンスが終わると、多くのK-POPファンは試合が続く中で球場を後にしたが、残された座席はゴミであふれていた。LGツインズ側は「もちろん普段から片付けずに帰る観客はいるが、昨日はかなり深刻な状況だった」と明かしている。
こうした状況に、野球ファンたちは「球場では野球だけを見たい」「アイドルは呼ばないでほしい」といった不満が噴出。観戦の妨げとなっただけでなく、後片付けもされないまま残された光景に、怒りの声が相次いだ。
『BOYS II PLANET』はこれまでにも、参加者の暴力疑惑や特定事務所による“ごり押し”説が浮上するなど、さまざまな議論があった。ただ、それらの問題はエンタメ業界での議論だった。
しかし今回は野球ファンにまで反感が広がっており、番組にとってプラスとなる要素は見当たらない。
K-POPファン文化の成熟と、『BOYS II PLANET』自身のブランド価値を守るためにも、節度ある応援が求められている。
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