最近の韓国時代劇の中て特に評判がいい『100日の郎君様』。毎週日曜日の夜にNHKの総合テレビで絶賛放映中だが、劇中でド・ギョンスと主役カップルを演じているのがナム・ジヒョンだ。
年齢はナム・ジヒョンのほうがド・ギョンスより2歳下だが、ほぼ同年齢ということで息もピッタリ合っている。
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ナム・ジヒョンもこう語る。
「時代劇は言葉遣いが難しいのですが、撮影中もド・ギョンスさんと時代劇に関する話を交わしながら雰囲気を作ってきました」
こうした心遣いは本当に大切だ。なにしろ、二人が演じるのは時代劇の中でちょっと変わった夫婦だからだ。
設定を見てみよう。
もともとナム・ジヒョンが演じる役は良家のお嬢さんだったのだが、陰謀にあって父親が殺され、少女だった自分も命を狙われた。
その末に村の娘のホンシムとして姿を変えたが、世子だったイ・ユル(ド・ギョンス)も暗殺にあったときに記憶喪失になり善良な村人に助けられる。
そんな経緯の中で、イ・ユルはウォンドゥクとして生まれ変わってホンシムと夫婦になる。
しかし、世子だった名残で何もできないダメ夫になってしまって、ホンシムを大いに嘆かせる。
このやり取りが本当に面白い。特に、ナム・ジヒョンの引き出しが多い演技が人物描写を多彩にしていて、思わずドラマに引き込まれる。
彼女もこう語っている。
「ハツラツとしたシーン、美しい雰囲気に合ったセリフ、感情の変化に対応するときもそれぞれ心がけて演じました」
確かに、ナム・ジヒョンは勘がいい女優で臨機応変の感情移入がうまい。だからこそ、ドラマが大いに盛り上がる。
『100日の郎君様』ではド・ギョンスと同様に、ナム・ジヒョンの表情豊かな演技にも注目だ。
(文=康 熙奉/カン・ヒボン)
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