7月28日、第30回釜山(プサン)国際映画祭が開幕式の司会者として俳優イ・ビョンホンを抜擢したと明らかにした。
2003年の第8回釜山国際映画祭を皮切りに、釜山との縁を着実に続けてきたイ・ビョンホンは、史上初めての男性単独司会者となり、30回を迎えた映画祭の象徴性と重みをさらに際立たせるものと期待されている。
デビュー35年目を迎えた彼は、映画とドラマで限界のない演技の幅と唯一無二の存在感で韓国を代表するワールドクラスの俳優として位置づけられてきた。
最近はNetflixドラマ『イカゲーム』に出演し、先頭に立って韓国のコンテンツの国際的地位を高めている。
釜山国際映画祭側は、イ・ビョンホンの司会者の抜擢は単純な進行以上の意味を含んでいるとして、「第30回釜山国際映画祭の開幕式は、映画祭のアイデンティティと方向性を新しく整えるターニングポイントとなる場で、その意味深い瞬間に俳優イ・ビョンホンがともにして観客と映画人を繋ぐ特別な舞台が完成するだろう」と明らかにした。
なお、第30回釜山国際映画祭は来る9月17~26日に映画の殿堂一帯で10日間開催される予定だ。
◇イ・ビョンホン プロフィール
1970年7月12日生まれ。漢陽(ハニャン)大学校在学中に、アルバイトを通じて「コカ・コーラ」をはじめとした多数のCMに出演。母親の友人が韓国の地上波KBS主催の公開採用オーディションの願書を手に俳優の道を勧め、1990年にKBS公開採用14期生に合格した。翌年にはトップの成績で研修を終え、すぐにテレビドラマ『アスファルト、我が故郷』でデビューした。2000年に公開された主演映画『JSA』は韓国でメガヒットし、社会現象に。2004年にドラマ『美しき日々』が日本で放送された際には、クールさと強引さを兼ねそなえた男らしいキャラクターで視聴者の心を掴んだ。2019年には主演映画『白頭山大噴火』を通じて北朝鮮の工作員を熱演し、大きな反響を得た。
■【写真】「見てられない」イ・ビョンホン夫婦の“キスショット”
前へ
次へ