営業が終わった後のカフェで、ドラマ撮影が行われていたというとんでもないエピソードが伝えられた。
7月10日、韓国JTBCの『ニュースルーム』では、営業終了したカフェに撮影機材を持ち込み、備品を勝手に使用したドラマ制作チームによる信じがたい事件が報じられた。
報道によると、最近、あるカフェのオーナーA氏は、営業を終えて帰宅した翌日、店を開けた瞬間に店内がめちゃくちゃになっているのを発見し、異変を感じた。
CCTV映像を確認した結果、「立入禁止」の看板がはっきり置かれていたにもかかわらず、深夜に不特定多数の人々がカフェのテラスに入っていく様子が映っていた。
映像には、彼らがカフェのテーブルや椅子を勝手に動かす場面、さらにはパラソルをたたんで持って行こうと椅子に乗る場面まで映されていた。長い延長コードが設置され、その後には照明などのあらゆる撮影機材が持ち込まれた。
A氏はこれが特定のドラマ撮影チームだったことを後になって知った。
A氏は「営業を終えて帰ったときとあまりにも違っていて映像を確認した」とし、「私たちには(協力要請は)まったくなく、周りの店にも確認したが、誰も協力を求められていなかった」と憤りを語った。
さらに腹立たしいのは、撮影チームが後片付けもせずに立ち去った点だった。テーブルにはこぼしたコーヒーのシミなど、痕跡がそのまま残っていたという。
A氏は自ら警察に通報し、周辺の商人たちに問い合わせてようやく撮影チームの連絡先を突き止めた。やっと連絡が取れた撮影チーム側は「撮影場所を勘違いしていた」というあきれた回答をしたという。
これに対し、該当のドラマ制作会社側は「カフェ側に正式に謝罪し、和解手続きも完了した」と明らかにした。
それでも、事前の同意なしに他人の営業場に無断で侵入し、財産を使用・破損した上に、きちんとした対応もせずに去った撮影チームの行動には、今後も批判の声が続くとみられる。
(記事提供=OSEN)
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