『私の夫と結婚して』で悪女を演じた女優ソン・ハユンが、過去の疑惑が浮上してから丸1年ぶりに法的対応を予告し、復帰の可能性が取り沙汰されている。
7月2日、ソン・ハユンは法律代理人である法務法人ジウムを通じて、2024年4月に提起された20年以上前の校内暴力疑惑について全面的に否定した。
初めて疑惑が提起された当時、「事実無根」と反論していたことを、法的根拠を引用し再び言及したのだ。それだけでなく、最初の流布者に対する法的措置まで明らかにし、復帰の可能性を示唆した。
法務法人ジウム側は「昨年、ソン・ハユン俳優に関連して提起された20年以上前の校内暴力論争に関して、ソン・ハユン俳優は当時からその論争が事実ではないことを明らかにしてきた。しかし、なかったことを立証するのは非常に難しいことであり、それだけ積極的な対応を取ることができなかった」とこれまでの事情を説明した。
最初の流布者(オ氏)の主張が虚偽であることを立証するために努力した結果、自ら収集した多数の証拠を基にオ氏に対して刑事告訴を提起した状態だという。ただし、オ氏はアメリカに居住しており、現地の市民権者であると主張し、国内入国による捜査に応じていないと伝えられた。
これに関連してジウム側は「現在、ソン・ハユン俳優はアメリカ国内で取ることができる法的措置について追加検討中であり、法律代理人とともに虚偽事実の流布に加担した第三者に対しても民事・刑事上の責任を問う方策を準備している」と強調した。
あわせて「ソン・ハユン俳優は高校在学時、オ氏に対していかなる暴力も行った事実がなく、校内暴力によって強制転校をした事実もない。これらの主張が虚偽であることを示す公的機関の資料および公証陳述書、証拠を捜査機関に提出した」と明らかにした。
このほかにも、事件の目撃者として指摘されたソン・ハユンの高校の同級生、高校在学当時の担任教師なども関連疑惑を否定している。ソン・ハユン側は「22年間積み上げてきた名誉を深刻に毀損する違法行為により大きな被害を受け、極度の精神的苦痛を強いられた」と訴えた。
ソン・ハユンは2024年4月、JTBCの番組『事件班長』を通じて、報道された過去の校内暴力事件の加害者として指摘された。
偶然にも、当時放送されていたドラマ『私の夫と結婚して』で、ソン・ハユンが悪女チョン・スミン役として大きな注目と好評を得ていた状況だった。『事件班長』で校内暴力事件の加害者は匿名で報じられたが、すぐにソン・ハユンと特定された。
ドラマのヒットで関心が高かっただけに、疑惑に対する大衆の裏切られた気持ちも大きく、ソン・ハユンへの批判も沸き上がった。
これに対してソン・ハユンは、当時の所属事務所を通じて「事実無根」と疑惑を否定したが、怒った世論には届かなかった。その後、所属事務所との専属契約が満了し、ソン・ハユンは事実上、活動を中断した。
彼女が出演していたドラマ『チジルの歴史』は、今年2月にようやくWavveとWATCHAを通じて公開されたが、大きな反響を得ることはできなかった。
校内暴力疑惑が浮上してから1年が過ぎて、ついに沈黙を破ったソン・ハユンは、復帰を準備しているとみられる。法務法人ジウム側が「新しい環境で新たな気持ちで再び大衆の前に立とうと準備している。より謙虚な姿勢と成熟した姿で応えられるよう努力する」と付け加えたからだ。
ソン・ハユンが困難な疑惑を晴らして再び大衆の前に立つことができるのか、成り行きが注目される。
(記事提供=OSEN)
◇ソン・ハユン プロフィール
1986年12月2日生まれ。本名キム・ミソン。2004年、高校生のときに雑誌モデルとしてデビュー。芸名「キム・ビョル」で活動したが、2012年のSBSドラマ『ファントム』から現在の芸名「ソン・ハユン」に変更した。以降、ドラマ『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~』『恋のプログラミング~ダメ男の見分け方~』『オー!ヨンシム-帰ってきた初恋-』、映画『完璧な他人』などに出演。2024年のドラマ『私の夫と結婚して』で、主人公を裏切る悪役を熱演して一気に知名度を上げた。
■「90分間、頬を殴り続けた」『私の夫と結婚して』ソン・ハユン、校内暴力疑惑が浮上
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