K-POP史上初の“脱北者出身メンバー”が所属する多国籍グループ「1VERSE(ユニバース)」が、7月にデビューする。
彼らを手がけるのは、SMエンターテインメント出身のプロデューサー、チョ・ミシェル氏だ。
所属事務所シンギングビートルは6月19日0時(日本時間)、公式SNSを通じて1VERSEのデビューを正式発表。あわせて、7月18日に全世界同時配信のショーケースを開催すると予告した。
グループ名「1VERSE」には、「複数の小節(verse)が集まって1つの世界(universe)を成す」という意味が込められており、「1」は“統合”を象徴する「ユニ(uni)」として発音される。
メンバーは5人。脱北者出身のヒョク(HYUK)とソク(SEOK)、ラオス系・タイ系アメリカ人のネイサン(NATHAN)、中国系アメリカ人のケニー(KENNY)、そして日本人のアイト(AITO)という構成だ。K-POP界でも類を見ない多国籍編成となっており、すでに大きな注目を集めている。
この型破りなグループをプロデュースしたのは、シンギングビートルの代表を務めるチョ・ミシェル。ハーバード大学出身で、SMエンターテインメントのA&R(アーティスト&レパートリー)部門を経て、累計800万枚以上のアルバムセールスを記録してきた実力派プロデューサーだ。
世界各国の音楽人材を発掘し、オバマ財団のアジア太平洋地域リーダーにも選ばれた経歴を持つなど、国際的な音楽シーンでも高い影響力を誇る。そんな彼女が立ち上げた1VERSEには、K-POP界でも大きな期待が寄せられている。
とりわけ、ヒョクとソクという“特別な生い立ち”を持つメンバーには、すでに『BBC』『AFP通信』『ウォール・ストリート・ジャーナル』『日本経済新聞』など、主要海外メディアの関心が集まっている。
脱北という経緯を経て、K-POPアイドルとして世界に挑戦する彼らの姿勢は、国際社会でも大きな注目を集めている。
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