日本でも活動していたK-POPガールズグループS.E.Sの元メンバー、シューが現在、事業家として再起を遂げつつある。
4月30日、シューは自身のSNSを通じて「ついに!追加販売分まで完売しました!」と報告。あわせて「この1年を振り返ってみると、“ツボクサ”と出会ってから集中できるものができて本当に幸せでした。これまでの人生で『やってみたい』と確信を持てたことはそう多くなかったのですが、事業を始めてからはとても充実しています」と、喜びと感謝を綴った。
シューが現在手がけているのは、肌の鎮静や再生効果があると言われる植物「ツボクサ」を活用したスキンケア製品の開発・販売だ。本人も農園の運営に関わっており、白い帽子に作業用手袋を身につけ、鉢植えのツボクサを丁寧に育てる姿を公開。真剣な眼差しで土を触る彼女の姿から、その本気度が伝わってくる。
さらにシューは「皆さんの応援のおかげで、今週金曜日(5月2日)から第2次販売を始める予定です」として、追加販売の実施も予告。事業への手応えとともに、注目が集まっている。
シューは1997年にS.E.Sのメンバーとして韓国でデビューし、1998年からは日本でも活動を開始。韓国初の本格的なガールズグループのひとつとして日韓両国で高い人気を博した。私生活では2000年代に俳優イム・ヒョンジュンと結婚し、3人の子どもを育てている。
しかし、シューは2016年から2018年にかけてマカオなど海外で26回にわたる常習賭博を行い、総額7億9000万ウォン(約8000万円)以上を賭けた容疑で起訴。懲役6カ月・執行猶予2年・社会奉仕80時間の判決を受けた。さらに、未返済の賭博資金約7億ウォン(約7000万円)を巡る民事訴訟も起こされたが、2020年に和解に至っている。
現在の彼女は、そうした過去からの反省を踏まえつつ、ツボクサ製品の事業に情熱を注ぎ、自ら農作業にも取り組む“実践型事業家”として新たな道を歩み始めている。完売という実績も得ており、アーティストとはまた違った形で再びスポットライトを浴びつつある。
(記事提供=OSEN)
◇シュー プロフィール
1981年10月23日生まれ。14歳まで横浜で育つ。1997年11月に韓国デビュー、翌年10月に日本デビューを果たした。V6とのコラボ曲『One』を日韓両国でリリースしただけでなく、シューはV6メンバーの井ノ原快彦とドラマや舞台で共演した。2002年末にS.E.S.解散後、シューは2010年に元バスケットボール選手のイム・ヒョソンと結婚し、一男二女の母に。だが2016年8月から2018年5月にかけて、計7億9000万ウォン(約7900万円)規模の常習賭博をした疑惑を受けたことがあり、2019年2月に懲役6カ月、執行猶予2年、社会奉仕80時間を宣告されて自粛。だが2022年初め、S.E.S.メンバーのユジン、パダの助けで4年ぶりに復帰し、賭博根絶広報大使になるなど、多様な分野で活動している。
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