ダンスでもK-POPでもない…韓国のZ世代が「バンド」の虜になっているワケ

2025年04月03日 K-POP

ビートルズが戻ってくる。正確には「ビートルズ映画」がアメリカで制作されることが決定した。

【写真】「ハンパない美貌!」元NMB48の韓国バンドメンバー

4人のメンバーそれぞれの視点から、ビートルズという存在をあらためて描き出す構成となっている。

数年前、『ボヘミアン・ラプソディ』が世界的に大ヒットしたように、今度はビートルズが再び世界中のファンを熱狂させる可能性が高い。

この流れは、韓国でも起きつつある。K-POP、トロット、ヒップホップが主流だった韓国の音楽市場に、いま「バンドブーム」が訪れている。

韓国でバンドブームの兆し

その主導権を握っているのはZ世代だ。

彼らは音源をただ消費するだけでなく、自らライブ会場に足を運び、CDなどのフィジカルアルバムを収集し、ミュージシャンのメッセージや物語性を重視する。

ソウルパークミュージックフェスティバル2024
(写真提供=OSEN)ソウルパークミュージックフェスティバル2024

ある業界関係者は「Z世代は音楽を通して自分のアイデンティティを表現する。バンドというジャンルはその感覚にぴったり合っている。演奏と物語が生きている音楽こそ、今の流れにマッチしている」と語った。

また別の業界関係者も、「かつてはマニア向けと見なされていたバンドが、今では大衆性を備え始めている。自ら楽器を演奏し、曲を作るミュージシャンへの信頼感もその変化に影響を与えている」と分析した。

共通するのは、ステージ上で楽器を演奏しながら自分自身のストーリーを伝える点だ。実力や誠実さはもちろん、ビジュアル的な魅力まで兼ね備えているという評価を受けている。

その中心にいるのがQWER(キューダブリューイーアール)だ。1人配信者として活動していたユーチューバーたちが集まり結成した女性4人組バンドQWERは、ハイティーンな感性でニッチな市場を席巻した。

QWER
(写真提供=OSEN)QWER

QWERは企画型バンドという点でも注目される。ユーチューバーやストリーマーなど、個人メディア出身のメンバーで構成されており、従来のバンドとは出発点が異なる。

自ら楽器を演奏しながらもコンテンツを生み出す彼女たちは、Z世代が好む「マルチプラットフォーム型アーティスト」に近い存在だ。

またDAY6は、バンドとして初めて高尺(コチョク)スカイドームを埋めた。

LUCY、Dragon Pony、JANNABIもそれぞれの個性でファンを拡大中だ。LUCYは実験性と感性を同時に押さえ、JANNABIはレトロな情緒を現代的に再解釈した。Dragon Ponyはジャンルの垣根を越える柔軟なサウンドで注目を集めている。

DAY6
(写真提供=OSEN)DAY6
LUCY
(写真提供=OSEN)LUCY

つまり現在のバンドブームは、単なるジャンルの流行ではない。それは「音楽は聴くものではなく、自分で選び、解釈するもの」というZ世代の消費スタイルに基づいた、自然な流れといえる。

彼らが新たに選んだステージ上の主役は、パフォーマンスでもダンスでもない——「バンド」なのだ。

◇QWERとは?

韓国の人気クリエイターであるチョダン(Q)とマゼンタ(W)、TikTokフォロワー400万人超えのヒナ(ニャンニョンニョンニャン/E)、NMB48出身のイ・シヨン(李始燕/R)の4人で構成されたガールズバンド。グループ名には、あるオンラインゲームのスキルキーであるQ・W・E・Rに着目し、4人それぞれが状況に応じてスキルを組み合わせてゲームをリードするように、各ポジションで多彩な音楽を作り上げていくという抱負が込められている。2023年10月、1stシングル『Harmony from Discord』でデビュー。

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