ガールズグループNewJeans(NJZ)のメンバーたちが専属契約をめぐる訴訟の初弁論期日に出廷しなかったなか、所属事務所ADOR側とメンバー側の主張が鋭く対立した。
4月3日、ソウル中央地裁・民事第41部(チョン・ファイル部長判事)は、ADORがNewJeansを相手取って起こした「専属契約解除の有効確認」訴訟の初の審問期日を開いた。
その場には、原告ADORと被告NewJeans側の法定代理人のみが出席した。
先立ってNewJeansメンバーたちは、ADORが提起した「事務所の地位保全および広告契約締結などの禁止仮処分」の審問期日には、全員が出席し、自らの立場を主張していた。
ADORは、2022年4月に締結した専属契約について、NewJeans側が一方的に契約解除を通告したが、手続き的・実体的な根拠が不十分であるため、契約は依然として有効であるという立場を示している。
これに対しNewJeans側は、ADORを成功に導いたミン・ヒジン前代表が排除されたことで信頼関係が破綻したため、契約解除通告は正当だと主張している。
初の審問期日でADOR側は、和解や調停の可能性について「和解を希望している」と述べたが、NewJeans側は「被告(NewJeans)はそういったことを考えられる状況ではない。現時点ではそのように認識している」と否定的な立場を示した。
この日、ADOR側は「NewJeansはミン・ヒジン前代表と一緒でなければ芸能活動ができないと強調している。たしかにミン前代表が現在のNewJeansに多く貢献したのは事実だが、彼女なしではNewJeansが存在できないという主張はおかしい」と指摘した。
続けて、「ADORは業界1位のHYBE系列会社であり、他のプロデューサーを提供できないというのは常識的にあり得ない。NewJeansは最近の香港公演もミン・ヒジンの助けなしに準備し、成功させた。これを見ても、ミン・ヒジンでなければならないという主張は矛盾している」と述べた。
一方、NewJeans側は「経営陣がすべて入れ替わったADORをNewJeansが信頼できるのか、ぜひ見極めてほしい。単にミン・ヒジン代表が不在という問題だけでなく、それに代わる代案についての意思疎通が行われなかったことが、私たちにとって非常に重要なポイントだ」と話した。
そして、「ADORが主張する個別の契約解除事由、この一つだけでも重要だと考えている。それぞれの事由が独立した解除事由にならないとしても、それらがすべて積み重なったとき、最終的に導き出される結論は、双方の信頼が回復できないほど破綻したということだ」と主張した。
NewJeansのメンバーたちは、ソウル地裁による仮処分の認容決定により、独自活動に制限がかかっている。ソウル中央地裁・民事合議第50部(キム・サンフン首席部長判事)が3月21日に仮処分申請を受け入れ、認容の判断を下したのだ。
決定文によると、裁判部は、△ADOR代表取締役ミン・ヒジンの解任によるプロデュースの空白、△HYBEのパク・ジウォンCEOが「キム・ミンジらに長期休暇を与える」と発言した件、△「イルカ誘拐団」(制作チーム)のシン・ウソク監督とADORの間の紛争、△HYBEの2023年5月10日付の音楽産業レポートに「New(Jeans)は捨てて新たに仕切り直せばいい」という文言が記載されていた件、△BELIFT LAB所属のILLITによるNewJeansの独自性の毀損とされる表現が記載された件、△ハニがBELIFT LAB所属のマネージャーから「無視して」と発言された件、△キム・ミンジらの練習生時代の写真や映像が流出した件、△HYBEの広報担当者がNewJeansの成果を過小評価する発言をした件、△HYBEのアルバム「押し売り」慣行によってNewJeansの成果が正当に評価されなかった件、△HYBEのイ・ジェサンCSOが「NewJeansのブランド価値を損なってミン・ヒジンとNewJeansを一緒に潰すことまで考えている」と発言した件に関し、これまでに提出されたキム・ミンジらの主張および資料だけでは、ADORが専属契約における重要な義務に違反したと十分に証明されたとは言い難いと判断した。
その判断を受けて、NewJeansメンバーは仮処分の決定に対して異議申し立てを行い、3月23日に行われた香港公演で活動中断を宣言した。
(記事提供=OSEN)
◇NewJeans(NJZ)プロフィール
2022年7月22日にミュージックビデオを公開し、「NewJeans」として電撃デビューした5人組ガールズグループ。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートイン。所属事務所ADORとの紛争のなか、2025年2月7日にグループ名を「NJZ」に変更すると発表した。
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