ディズニープラスでも配信中のドラマ『埋もれた心』が折り返し地点を回った。
韓国SBSで2月21日より放送中の『埋もれた心』が、初回放送から8話連続で金土ドラマ視聴率1位を記録している。
ソ・ドンジュ(演者パク・ヒョンシク)の本格的な反撃が始まったことで没入感が高まったという反応が多数寄せられており、視聴率も次々に自己最高記録を塗り替えている。
そこで今回は、現時点で知ることでよりスリルを感じられる次回以降の『埋もれた心』の見どころを見てみよう。
ソ・ドンジュはヨム・ジャンソン(演者ホ・ジュンホ)による数回の死の淵から生き返った。ただ記憶を失い、自分を殺そうとした人も、ヨム・ジャンソンの2兆ウォンの政治秘密資金が入った口座の暗証番号もすっかり忘れてしまう。
これに対し、ヨム・ジャンソンはソ・ドンジュの記憶を取り戻すため、ソ・ドンジュの一人だけの姉、アグネス修道女(演者ハン・ジヘ)まで殺した。
そのショックからかソ・ドンジュは記憶を取り戻し、壮絶な復讐を決心した。彼は自分のすべてをかけてヨム・ジャンソンに立ち向かう。視聴者を刺激する彼の復讐が期待される。
ヨム・ジャンソンは、目標のためなら人の命など平気で奪ってしまう悪人だ。彼の目標はいつも“金”に向かっている。
彼が「国を愛する基金」と主張する2兆ウォンの政治秘密資金を作ったのも、殺そうとしたソ・ドンジュの記憶を取り戻そうとしてアグネス修道女を殺したのも、すべて“金”のためだ。
記憶を取り戻したソ・ドンジュの凄絶な反撃が予想されるなかで、絶対的悪であるホ・ジュノの悪行がどこまで続くのか見どころである。
これまではヨム・ジャンソンが土台を作ったとすれば、ホ・イルド(演者イ・ヘヨン)はその土台の上の操り人形だった。ソ・ドンジュを殺そうとすることにまで巻き込まれたほどだ。
ただ、ソ・ドンジュが生きて帰ってきてことで、2人に向かって鋭い復讐の刃を向けることになった。まさに「一寸の虫にも五分の魂」である。
ホ・イルドもやはり、ヨム・ジャンソンに挑発を始めた。今後、3人は政治秘密資金2兆ウォン、それよりさらに大きなテサングループをめぐって激しいパワーゲームを繰り広げるだろう。
誰が自分の味方なのかわからない、激しい戦いが視聴者に緊張感を抱かせるものと期待される。
ソ・ドンジュが記憶を失った時に唯一思い出した名前が“ソンヒョン”だった。
そこで、ソ・ドンジュが自身を“ソンヒョン”と紹介した時、テサングループの長女チャ・ドッキ(演者キム・ジョンナン)とコン秘書(演者ソ・ギョンファ)が困惑を隠せずにいたことから、疑問はより一層大きくなった。
“ソンヒョン”とは誰なのか。ソ・ドンジュが“ソンヒョン”なのか。ならば、ソ・ドンジュをめぐる出生の秘密でもあるのだろうか。“ソンヒョン”という名前がもたらす波乱が気になる。
『埋もれた心』は折り返し地点を過ぎた。これまで放送された第8話までの間、吹き荒れる展開で視聴者を騒然とさせた作品なだけに、残る8話でもさらに強力なストーリー爆弾が爆発するだろう。そこに俳優の名に恥じない演技、線の太い演出が加わり、視聴者の心を牛耳るはずだ。今後も続く『埋もれた心』のブレーキのないヒットが期待される。
なお、『埋もれた心』は韓国で毎週金曜日の夜10時、土曜日の夜9時50分より放送。日本ではディズニープラスで配信中だ。
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