飲酒運転による“ひき逃げ”事故で服役中の歌手キム・ホジュンが、控訴審で減刑を求めた。
3月19日午前、ソウル中央地裁・刑事控訴5-3部では、特定犯罪加重処罰法違反(危険運転致傷)などの容疑で起訴されたキム・ホジュンら4人に対する控訴審の第2回公判が行われた。
キム・ホジュンは昨年5月、ソウル・江南(カンナム)区の道路で車を運転していたところ、タクシーに衝突して逃走。さらにマネージャーを身代わりとして自首させた容疑で起訴された。事故から17時間後に警察に出頭したが、飲酒運転の処罰を逃れるために意図的に酒を飲んだ疑いも持たれている。
昨年11月の一審で、懲役3年6カ月の実刑判決を受けたキム・ホジュンは、判決を不服として控訴している。
そして今回、囚人服姿で足を引きずりながら法廷に現れたキム・ホジュンは、最終弁論で「社会に大きな迷惑をかけて申し訳ない。被害者の方にも深くお詫び申し上げる。この事件で公権力を浪費させたことも申し訳なく思っている。この場所で四季を過ごし、自分の過ちについて深く省みる時間を持った。この罪は一生消えないことを理解している。この事件をきっかけに、以前とは違う人生を歩みたい」と語った。さらに、「すべては自分の過ちであり失敗だった。心から反省している」として、寛大な処分を求めた。
キム・ホジュンの弁護人は、事故当時の飲酒運転について否認することに重点を置いた。事件当日、キム・ホジュンが滞在していたバーの女性マネージャーと一緒にいる防犯カメラ映像については、「彼女の手の動きは酔ったキム・ホジュンを支えようとしたものではなく、単なる親しみの表現にすぎない」「正常に運転できなかったと判断するには無理がある」と主張した。
また、マネージャーを身代わりにして自首させた点については、「キム・ホジュンと他の被告人たちは、親族関係または長年付き合いのある人物たちだ。キム・ホジュンはマネージャーたちの決定に従っただけだ」と“幇助”の立場を取った。
さらに、“飲酒量をごまかすために意図的に酒を飲んだ”疑惑については、「キム・ホジュンは自身の過ちをすべて認め、責任を痛感し、反省している。ただし、この事件はキム・ホジュンの飲酒運転による事故ではなく、運転中に携帯電話を操作したことが原因で発生したものだ。彼は体調管理のため、日頃から大量に酒を飲むことはなかった。これは国立科学捜査研究院の鑑定や警察の調査でも証明されている」と強調した。
一方、検察側は「控訴を棄却し、原審の求刑を維持してほしい」とし、一審と同じく懲役3年6カ月を求刑している。
(記事提供=OSEN)
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