「韓流スター」の宿命なのだろうか。女優ハン・ガインが、単なる衣装協賛から子どもの教育方針に至るまで、私的な領域が過度に話題となり、苦難を強いられている。
【写真】“370万円の整形”見積もり!?ハン・ガインのありえない美貌
3月1日、ハン・ガインは「はぁ… こういうのも全部協賛です。私のものではありません」というコメントとともに1枚の写真をSNSに投稿した。
公開された写真には、ハン・ガインがインターネット記事をキャプチャーしてアップロードした様子が映っている。
記事では、ハン・ガインが2月26日に放送されたtvNのバラエティ番組『ユ・クイズ』で着用していた衣装のブランドと価格について報じており、その合計が数千万ウォンに達すると付け加えた。
報道によると、ハン・ガインが着用したジャケットは高級ブランドD社の製品で740万ウォン(約81万円)、ピアスは同じブランドで1900万ウォン(約208万円)、ネックレスも**630万ウォン(約69万円)とされている。これらを合計すると3200万ウォン(約350万円)を超える。
記事の内容だけを見ると、ハン・ガインがバラエティ番組で数千万ウォン相当のブランド品を身につけ、贅沢をしていたかのような印象を受ける。
しかし、実際にはすべてのブランドアイテムが協賛品であり、番組収録後に返却したという。これは芸能界では一般的なことであり、バラエティ番組やドラマ出演時に衣装やアクセサリーを協賛で提供されるのは珍しいことではない。
しかし、記事には協賛であることが記載されていなかったため、ハン・ガインはSNSを通じて「はぁ… こういうの全部協賛です。私のものではありません…」と直接釈明した。誤解がさらに広がるのを防ぐため、迅速に対応したものとみられる。
最近、ハン・ガインは意図せぬ騒動に巻き込まれ、"過激ママ"(極端な教育ママ)論争の中心に立たされることもあった。
コメディアンのイ・スジは3月4日、自身のYouTubeチャンネルに『ヒューマンドキュメンタリー:子どもが好き EP.01 - 母という名のもとに、ジェイミーママ イ・ソダムの特異な1日*という動画を投稿。イ・スジは、ソウル・江南区の大峙洞(テチドン)にある学習塾街に通う母親「ジェイミーママ イ・ソダム(35歳)」に扮し、いわゆる「江南ママの制服」と呼ばれる高級ブランドのダウンジャケットとバッグを身につけて登場した。
動画内で描かれた「熱血ママ」イ・ソダムは4歳の娘の学業のために生活のすべてを捧げ、学習塾の送迎に奔走する日々を紹介。食事を取る時間もないほど忙しく、車内でキンパプ1本で食事を済ませ、ネイティブ講師から電話を受け、子どもがトイレトレーニングに成功したことに感激する様子が描かれた。
さらには、伝統的な蹴鞠(チェギチャギ)を習わせるために韓国・清学洞の職人と面談をするなど、教育熱心すぎる母親像をユーモラスに風刺していた。
この動画は韓国社会の一面を鋭く風刺した内容として話題となり、爆発的な反響を呼んだ。
しかし、その過程で昨年10月に公開されたハン・ガインの子どもの送迎や学習塾通いをする映像が再び取り上げられ、「イ・スジの動画はハン・ガインのパロディではないか?」「ハン・ガインを狙った動画ではないか?」といった憶測が飛び交った。
その結果、"子どものために懸命に生きるハン・ガイン"というイメージが、イ・スジの"過激ママ"パロディ動画をきっかけに180度変わり、悪質なコメントの標的となってしまったのだ。
最終的に、ハン・ガイン側はYouTube上の関連映像を非公開にし、ハン・ガインもイ・スジも互いに困惑する状況となった。
ハン・ガインは、最近出演した『ユ・クイズ』でも自身の"熱血ママ"、"過激ママ"といったイメージについて「私が子どもたちに猛勉強させていると思われているけど、それは絶対に違う。そもそも、うちの子どもたちは私が勉強させようとしても言うことを聞くタイプではない」と語っていた。
◇ハン・ガイン プロフィール
1982年2月2日生まれ。慶煕大学観光経営学科卒業。2002年のドラマ『太陽の誘惑』でデビュー。映画『マルチュク青春通り』でヒロインを務め、韓国の“初恋のアイコン”に。2005年に俳優のヨン・ジョンフンと電撃結婚。23歳で人妻になってしまったことに、男性ファンの多くが嘆き悲しんだが、映画『建築学概論』とドラマ『太陽を抱く月』の2作で大ヒットを記録。数字を出せる女優というイメージも定着した。大韓整形外科学会が一般人と医療従事者290人を対象にした「美しい顔立ち」アンケート調査で、「鼻が美しい女優」1位にも輝いたことも。
前へ
次へ