中山美穂さん主演映画『Love Letter』が韓国で30周年記念リバイバル上映され、異例の再ヒットを記録中だ。
1995年に日本で公開され、今年で30周年を迎えた『Love Letter』。韓国で1月1日より公開されている「30周年エディション」では、字幕が原作により近い表現に改善されているだけでなく、1999年に韓国で初上映された当時の「縦字幕」が復元されたことで注目されている。
何より、20代を中心とした“MZ世代”の若者からの支持が大きい。そのこともあり、『Love Letter』はリバイバル上映ながら公開30日で観客動員数10万人を突破するヒットぶりを記録している。
韓国で2025年に公開された独立芸術映画において、観客動員数10万人を突破したのは『Love Letter』が初めてだ。これは興行面で苦境が続く独立芸術映画市場における異例の成果と評価されている。
『Love Letter』は2010年代以降、韓国で何度も再上映されてきているが、今回の「30周年エディション」が最も多くの観客を動員している。また、2025年におけるメガボックス単独公開作でも1位を記録中だ。
韓国で『Love Letter』の配給を担当する配給会社ウォーターホールカンパニーは、「最初の公開当時は、3万人だけ再び訪ねてくれても感謝するつもりだった。既存のファンと新世代の顧客が新規ファン層に流入し、大きなエネルギーを作り出した。この成果が、ほかの小さな映画の劇場観覧客流入にもポジティブな影響を及ぼすことを願う」と伝えている。
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