韓国で“独島(竹島の韓国呼称)の守護神”と呼ばれる歌手キム・ジャンフンの善行が話題だ。
1月22日、キム・ジャンフンはHIGHBUFFグループと、障がい者CEO企業のためのデジタル革新及びAI技術導入を促進する「AIロボット支援事業」に対する戦略的パートナーシップを締結した。
今回の事業は、障がい者CEO企業の業務効率性を増大させ、研究開発を高度化することを目的とする。これを通じて、30億ウォン(日本円=約3億2572万円)相当のAIロボット100台を無料で提供する。
キム・ジャンフンはパートナーシップ締結に際し、「HIGHBUFFグループのファン・ヨングク代表との縁で、ESG経営哲学について深い対話を交わした。善良な企業志向のパートナーシップはいつも気持ちの良いことだ」とコメントした。
HIGHBUFFグループのファン・ヨングク代表も、「今回の協約はAI技術で障がい者CEO企業の自立を助ける重要な出発点だ」と伝えている。
なお、キム・ジャンフンは1963年8月14日生まれの61歳。1990年代より歌手活動を始め、2000年代中盤から“独島守護”活動を展開しており、自身の本籍地をソウルから独島に移すなど、熱狂的な「独島の守護神」として知られている。
昨年12月には京都国際高校の“夏の甲子園”こと「第106回全国高等学校野球選手権大会」優勝を祝福する意味で、同校での公演開催を試みて注目を集めた。ただ、実際にはキム・ジャンフンのビザが発給されず、公演は中止となった。
そんなキム・ジャンフンは現在、財団法人障がい者企業総合支援センターの名誉CEO及び広報大使として活動している。昨年には重度障がい者のために「横になって見るコンサート」を開催した。
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