俳優のナ・イヌが兵役免除報道以降、初めて公の場に姿を現し、現在の率直な心境を明らかにした。
ナ・イヌは1月9日午後、MBCの新ドラマ『モーテル・カリフォルニア』(原題)の製作発表会に出席。去る12月に兵役義務が免除されたと発表して以降、初めて公の場に立った彼は、「この場で、このようなことを話して申し訳ない」と、震える声で話を切り出した。
当初、『モーテル・カリフォルニア』がナ・イヌの入隊前最後の作品になる予定だった。しかし、4級補充役判定を受けたあと、社会服務要員としての招集を待っていたが、3年間通知されなかったため免除対象者になったのだ。
兵役法によると、4級補充役判定を受けて3年間招集されなかった場合、兵役免除処分を受けることとなる。2019年以降、この法律により1万人以上が免除となっており、今年もナ・イヌを含む約1万人以上がリストに名を連ねている。
ナ・イヌは「撮影中に初めて(兵役に関する)報じられ、余裕のない状態で撮影が終わった。遅い夜だった。センシティブな問題なので早い決断が必要だったが、最終的には沈黙を選択した」として、「多くの方々が私を好きになってくれる理由の一つが、明るくポジティブな部分だ。なので、痛くてもそのような姿をどうしても見せられなくて、さらに明るく振る舞おうと努力した。個人の病名は申し上げにくいが、ありのままを見守ってほしい」と述べた。
◇ナ・イヌ プロフィール
1994年9月17日生まれ。9歳のときにカナダ・ウィニペグに移民し、12歳の時に韓国に戻ってくる。中学生の時にバス停でSMエンターテインメントの関係者にスカウトされ、オーディションに行ったが、当時ダンスが下手で脱落。しかし、スカウトした人物がJYPエンターテインメントに推薦しオーディションをうけ、練習生となるも、やめることに。その後はアルバイトや高校生活に励み、ホテル経営学部のある大学に合格するが、再び自身をスカウトした人物から演技を勉強するよう勧められ、CUBEエンターテインメントの練習生になり、檀国大学・公演映画学部を卒業した。ドラマ『哲仁王后~俺がクイーン!?』で注目を集め、『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』で主演俳優として浮上。『私の夫と結婚して』で世界中にその顔を知らせた。
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