韓国映画界で活躍した女優キム・ダミ、イ・ジュヨン、チョン・ジソが、お茶の間を賑わしている。
まず、キム・ダミは韓国JTBCドラマ 『梨泰院(イテウォン)クラス』でジョ・イソ役を務め、新しい姿を見せつけた。
2018年に1500人を超えるオーディションで映画『The Witch/魔女』(以下、『The Witch』)の主演を勝ち取り、強烈な存在感を放ちながら新人賞を総なめしたキム・ダミ。
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『The Witch』でのインパクトがあまりにも強かったため、次回作でそれを超えられるかが難点と言われていた。
キム・ダミは苦心の末、同名の人気ウェブ漫画(ウェブトゥーン)を原作にするドラマ『梨泰院(イテウォン)クラス』を次回作として選ぶも、キャストが発表された当時はキム・ダミの起用について不満の声も上がった。
ただ、初回放送後には反応がガラッと変わっている。
『The Witch』とは違う、正直でさわやかなジョ・イソに扮したキム・ダミは、一瞬でお茶の間を魅了。
最高視聴率14.8%を突破するなど、視聴率の自己ベスト更新に貢献している。
『梨泰院クラス』のもう一人の主役、イ・ジュヨンも忠武路(チュンムロ/米ハリウッドのような映画の街)が熱視線を送る女優だ。
ドラマファンにはあまり馴染みのない顔だが、インディーズ映画界ではすでにスターである。
映画『Jane/夢のジェーン』(チョ・ヒョンフン監督)や、『春の夢』(チャン・リュル監督)など、数多くの映画に出演、第23回釜山国際映画祭ではイ・オクソプ監督の『マギー(原題)/ Maggie』で「今年の俳優賞」を受賞するなど、輝かしい経歴を持っている。
インディーズ映画を通して培ってきた演技力は、『梨泰院クラス』でも発揮された。
劇中、トランスジェンダーという難しい役どころを豊かな感情表現で演じあげ、注目を集めている。
韓国tvNドラマ『謗法』(原題)で10代の少女ペク・ソジン役を務めるチョン・ジソも、映画を通じて話題になった女優だ。
チョン・ジソはアカデミー賞4冠を達成した映画『パラサイト 半地下の家族』でパク社長(演者イ・ソンギュン)の娘・ダヘ役を演じ、“期待の新人女優”として一躍注目を浴びる。
『パラサイト』では裕福な家庭で暮らす10代の少女を演じたが、『謗法』ではショートカットにイメチェンし、カリスマ性あふれる少女を熱演。
視聴者からは「本当に同じ女優?」という声も上がった。
何よりもチョ・ミンス、オム・ジウォン、ソン・ドンイルなど、錚々たる大物俳優たちの間でもひるまない演技力を披露し、“怪物新鋭女優”としての存在感を放っている。
芸能関係者はこう評価する。
「彼女たちは、すでに競争率の高い映画業界のオーディションを経て、認められてきた期待の新鋭だ。魅力的な顔立ちはもちろん、演技力も優れていて、今後は名女優としての成長が期待されている」
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