「映画がつまらなかったので返金してください」
俳優イ・ジェフンとク・ギョファンが映画の舞台挨拶中に払い戻しを要求された。これについて、発言した観客について「無礼だ」「笑えない冗談」という反応が殺到している。
最近、各種オンラインコミュニティとSNSを通じてイ・ジェフンとク・ギョファンが主演を務める映画『脱走』(原題)の舞台挨拶の様子があがっている。
映画『脱走』は、明日のための脱走を始めた北朝鮮の兵士ギュナム(演者イ・ジェフン)と今日を守るためにギュナムを追う保衛部将校ヒョンサン(演者ク・ギョファン)の、命がけの追撃戦を描いた。7月9日、映画振興委員会によると、累積観客数80万6793人を記録し、ボックスオフィス1位となった。
7月3日に映画が公開したなか、イ・ジェフンとク・ギョファンは観客に会うため、映画館を訪ね舞台挨拶をした。ファンとより近くでコミュニケーションをとっていたところ、“笑えない”ハプニングが発生した。
公開された映像には、映画上映後、イ・ジェフンが観客に向かって「楽しく見ていただけましたか?」と尋ねる姿が。大部分の観客が「面白かった」と答える中で、ある女性観客は「いいえ、いいえ」と叫んだ。
イ・ジェフンとク・ギョファンは、思いもよらない反応に戸惑ったが、すぐに「面白くなかったですか?もう一度見たら面白いと思いますか?」とセンスある回答を投げかけた。
それでも、女性客は「払い戻ししてもらいたい。ソウルの森で」と返答し、イ・ジェフンは「あ、本当ですか?私が、今払い戻します」と言い、ポケットから財布を取り出す素振りを見せて会場を盛りあげた。
このギャグは、イ・ジェフンが出演したウェブバラエティ『サロン・ド・リップ2』で行われたものだ。
該当映像でイ・ジェフンは「もし、『脱走』という映画をお金を払って映画館で見たのに、『面白くない』と思ったら私のところに来て。ソウルの森の前で会おう。返金する」と言っていた。
舞台挨拶映像が公開された後、ネット上では様々な意見が飛び交っている。
一部では、該当女性客が雰囲気を悪くした、空気が読めない、無礼だと指摘。一方で、一部ではイ・ジェフンが言った言葉でギャグで笑いを与えようとしたようだが、失敗してしまい残念だと擁護する声もあった。
前へ
次へ