Wanna One出身のカン・ダニエルが、所属事務所KONNECTエンターテインメントの大株主を刑事告訴したなか、事務所は廃業の手順を踏んでいる。
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5月21日、韓国音楽業界によると、カン・ダニエルが設立したKONNECTエンターテインメントは廃業の手順に突入したという。社員たちは整理解雇、退社措置となり、社屋も今年初めに整理されたと知られた。
また、所属アーティストのChancellor、GFRIEND出身のユジュ、ダンスグループWE DEM BOYZも専属契約満了後、全員会社を離れている。カン・ダニエルも来月に契約が終わり次第、出る見通しだ。
カン・ダニエルは2019年にKONNECTエンターテインメントを設立し、5年間にわたって代表兼アーティストとして活動。『color on me』『MAGENTA』『YELLOW』『REALIEZ』などをリリースしてきた。しかし最近、持分70%を保有している大株主A氏を、私文書偽造、横領、背任、情報通信網侵害、詐欺などの疑いでソウル警察庁に告訴した。
カン・ダニエルは、A氏に対して複数の容疑を主張している。
まずは私文書偽造・行使疑惑で、「2022年12月に代表理事の名義を盗用し、依頼人が知らないうちに法人印章を捺印する方法で、100億ウォン(約10億円)台の前払流通契約が締結された事実を依頼人は2023年1月に知ることになった。代表取締役の承認やアーティストの同意なしに契約が締結されたことで、数回にわたり契約の手続きと主要内容について問い合わせたが何の返事ももらえなかったし、依頼人が直接銀行取引の内訳を発給してもらい、事実を確認した」と説明した。
続けて「代表理事の承認、理事会決議および株主総会決議など、いかなる適法の手続きなしに所属会社の口座から少なくとも20億ウォン(約2億円)以上が海外送金、事業所得処理の方法で引き出された事実が確認された」として、「無記名の法人カードで数千万ウォン(数百万円)以上を使い、会計帳簿には依頼人の小道具費用などと虚偽記載した事実も追加で認知することになった」と付け加えた。
最後に、情報通信網侵害およびコンピュータなど使用詐欺疑惑に関して、「会社の金融取引内訳を確認する過程で依頼人は、本人名義の銀行口座から何と17億ウォン(約1億7000万円)を越える金額が依頼人の知らないうちに引き出された事実を確認することになった」として、「捜査機関の綿密な調査を通じて、事件の実体が具体的に明らかになれば再び立場を伝える」と伝えた。
(記事提供=OSEN)
◇カン・ダニエル プロフィール
1996年12月10日生まれ。KONNECTエンターテインメントに所属。2017年に韓国Mnetのオーディション番組『PRODUCE 101』シーズン2を通じて、プロジェクトグループWanna Oneとしてデビュー。グループ活動当初は絶対的センターとして活躍し、ソロ転向後も1stアルバムの売上が韓国の男性ソロ歌手の歴代記録を更新するなど、変わらぬ人気を証明した。
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