韓国で1990年代に活躍した“元スター女優”イ・ギョンシム(51)が近況を告白する。
韓国で本日(5月9日)放送されるMBN時事番組『現場ルポ特ダネ世界』(原題)には、1980年代に13歳で芸能界デビューし、100本近い広告に出演して“下敷きの女神”と呼ばれた女優イ・ギョンシムが出演する。
1972年9月生まれのイ・ギョンシムはこれまで、俳優イ・ビョンホン主演ドラマ『明日は愛』(1993年)、俳優ペ・ヨンジュンら出演のドラマ『若者のひなた』(1995年)など、数多くのヒット作で熱演し、一時は業界トップの人気を博した。
ところが、1999年頃から一時、芸能界から姿を消した時期があった。
当時、イ・ギョンシムは所属事務所と軋轢が生じて芸能界を去った後、2005年にプロゴルファーのキム・チャンミンと結婚した。
しかしその後、事業の失敗によって20億ウォン(日本円=約2億2756万円)近い損害を被り、人生の大きな峠を越えたという。
また、イ・ギョンシムは「認知症で闘病していた母親が今年1月に亡くなったが、まだ遺品整理もできていない」と告白する。
母親はイ・ギョンシムの芸能界デビュー時にマネージャーを自任して献身し、父親が亡くなった後は家を12年間支えてきた大黒柱だった。それだけにイ・ギョンシムのショックも大きく、母親の死を受け入れられずにいるという。
そんな苦しい時間を過ごすイ・ギョンシムを笑顔にさせるのは、2012年に誕生した一人娘のキム・ダウンさんと、一緒に暮らす11匹のペットたちだ。
イ・ギョンシム親子は愛犬8匹を含む11匹のペットたちと交感し、日々癒されているという。
こうした影響からか、娘ダウンさんはジュニアハンドラーとして活躍している。ドッグショーハンドラーは、犬を犬種標準に合わせて管理し、ドッグショーに向けて必要な訓練をさせる職業だ。
ダウンさんはまだ子どもながらドッグショーに出場し、大人とも肩を並べる驚異の才能を見せている。
イ・ギョンシムは、娘ダウンさんにとって誇らしい母親になりたいという思いを抱き、再起を図ろうとしている。「清純で溌剌としていた過去の影を消して、新しい姿で視聴者の前に立ちたい」とし、演技者への復帰を夢見ている。
そこで、同僚や先輩・後輩俳優たちと会って助言を求め、視聴者の前に立つ準備を進めるイ・ギョンシムの話も明かされる。
イ・ギョンシムの近況が明らかになる『現場ルポ特ダネ世界』は、韓国で5月9日21時10分から放送予定だ。
なお、イ・ギョンシムの近年の出演作では、『恋のドキドキ・シェアハウス~青春時代~』(2016年)、『ソロモンの偽証』(2016年)、『たった一人の私の味方』(2018年)などがある。
前へ
次へ