BTS・J-HOPEが新プロジェクトでK-POP界に新たなパラダイムシフトを起こす。
J-HOPEは3月28日(日本時間)、自身のドキュメンタリー『HOPE ON THE STREET』を公開し、翌日29日に同名アルバムをリリースする。そして30日にはリリース記念したポップアップを展開するのだが、これらすべてのコンテンツはJ-HOPEの芸術的なルーツである“ストリートダンス”をテーマにしている。
一般的にドキュメンタリーは、アルバム製作過程を追うケースが多い。しかし、J-HOPEは今回、一風変わった試みに挑戦している。
彼は企画段階から“ダンス”を共通のテーマに設定し、ドキュメンタリーと音楽を有機的に連結させたのだ。企画から実現に至るまで、このプロジェクトを通じてJ-HOPEはアーティストとして一段階跳躍したという評価を受けている。
続いてアルバム『HOPE ON THE STREET VOL.1』では、デビュー12年目になった今も変わらないダンスへの愛情を歌う。J-HOPEの音楽的ルーツと人生のモチベーション、そして新たな出発への期待を歌ったリード曲『NEURON (withゲコ、ユン・ミレ)』が代表的なトラックだ。
そして3月30日~4月5日にソウルの城東区・聖水洞(ソンドング・ソンスドン)で開かれるポップアップでも、ダンスは重要な要素だ。ストリートテイストの空間では、訪問者が参加できるダンスワークショップ「NEURON THE STREET」が用意されるという。
これについて所属事務所のBIGHIT MUSICは、「今回のポップアップでは、アーティストJ-HOPEのアイデンティティを感じることができるだろう。訪れたすべての方々が肯定的なエネルギーを得られることを願う」と期待感を吹き込んだ。
“ダンス”を、ドキュメンタリー、音楽、ポップアップで提供する『HOPE ON THE STREET』プロジェクトは、J-HOPEのチャレンジ精神があったからこそ可能だったと言える。
J-HOPEはソロ活動で継続して新たな分野に挑戦し、進化を繰り返してきた。その始まりは、2022年リリースの初ソロアルバム『Jack In The Box』だ。
同作はリリース当時、Wevereseアルバムのみで発売され、画期的だという評価を受けたことがある。WeverseアルバムはQRコードを認識し、アプリを通じて音楽やイメージなどを鑑賞するアルバムだ。
J-HOPEは同作で、ビジュアル企画者としての能力を披露。特に、アルバムカバーには音楽の“視覚的経験”を重視する彼の価値観が反映されており、世界的なアーティスト/デザイナーのKAWSとともに製作。このコラボでビジュアルクリエイティブディレクターの力量を認められたことは記憶に新しい。
リリース前日には、ミュージシャン、ディレクターなど同僚たちを集め、新譜を聞いて自由に話を交わすリスニングパーティーを開催し、世間の注目を集めた。
そのほかライブ分野でも躊躇なく範囲を広げた。2022年にはアメリカ・シカゴで開かれた大規模音楽フェス「ロラパルーザ」のメインステージでヘッドライナーを務め、約1時間で計18曲を熱唱。J-HOPEは韓国アーティストとしては初めてメインステージのフィナーレを飾るという、有意義な道しるべを残した。
J-HOPEのドキュメンタリーシリーズ『HOPE ON THE STREET』は28日0時、動画配信サービス「TVING」「Amazon Prime Video」で配信開始。29日にリリースされるアルバム『HOPE ON THE STREET VOL.1』には、J-HOPEが全曲の作詞に参加した計6曲が収録される。
(記事提供=OSEN)
◇J-HOPE プロフィール
1994年2月18日生まれ。本名チョン・ホソク。2010年にBig Hitエンターテインメント(現HYBE)の練習生となり、2013年にBTSのメンバーとしてデビューした。グループ内ではメインダンサーとリードラッパーを担当しており、ムードメーカー的存在としても知られている。活動名である「J-HOPE」は、名字であるチョン(英:Jeong)の頭文字の“J”と、希望を意味する英単語の“Hope”を掛け合わせたものであり、「パンドラの箱を開けると底には『希望』だけが残った」というギリシャ神話に由来している。
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