俳優キム・スヒョンがキム・ジウォンをオマージュしたアドリブで現場を笑わせた。
3月12日、韓国テレビ局tvNの公式YouTubeチャンネルにはドラマ『涙の女王』第1・2話の撮影ビハインド映像が公開された。
映像には、お酒で酔っ払ったペク・ヒョヌ(演者キム・スヒョン)がキム・ヤンギ(演者ムン・テユ)に自身の苦しみを吐露する場面の撮影風景が映された。
撮影が始まるとキム・スヒョンは「世の中にたった一人も私の味方がいない。葉っぱ一枚の味方もいない」と愚痴をこぼすかと思えば、「私は酔うと本当に可愛くなるから駄目だ」と涙ながらの酒に酔った演技を披露した。
それだけでなく、キム・スヒョンは「可愛いのはナチュラルボーンなのに。ただの基本オプションなのに。ただこうやってあらわになるのを、どうするんだ」とアドリブまで加えた。
これを見た制作陣が「こうすると思った。これをやるためにアングルを確認したんですよね?」と尋ねると、キム・スヒョンは「キム・ジウォンさんをオマージュしただけだ」と説明。スタッフたちも「可愛い」と喜んだ。
該当場面は、ドラマ『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~』(2017年)に登場したキム・ジウォン(チェ・エラ役)の有名な台詞を借用したものだった。
劇中、チェ・エラが「私、ぶりっこしたらむかつくでしょ。でも私も本当に困る。私はぶりっこしているのではなく、ただ可愛く生まれてきただけなのに。それを他の人がぶりっこと言うから、エラは本当に疲れる!プンプン」と愛嬌を振りまく場面がある。
当時、該当場面はパロディーになるほど話題に。そんななか、キム・スヒョンも自分の台詞に相手役として出演中のキム・ジウォンの過去の名台詞を一さじ加えたセンスで、撮影現場を盛り上げた。
日本ではNetflixを通じて配信中のドラマ『涙の女王』は、財閥3世で“百貨店の女王”のホン・ヘイン(演者キム・ジウォン)と、田舎町出身の“スーパーの王子”ペク・ヒョヌ(演者キム・スヒョン)夫婦の3年目の危機と、奇跡のように再び始まる恋を描いたドラマだ。
◇キム・スヒョン プロフィール
1988年2月16日生まれ。2011年に放送されたペ・ヨンジュン企画のドラマ『ドリームハイ』(KBS)で一躍人気を集めた。日本でも大ヒットしたドラマ『星から来たあなた』で演技力が高く評価され、アジア各国で不動の人気を誇っている。俳優になったきっかけは、内向的な性格を心配した母親が演劇を勧めたこと。
前へ
次へ