プロフェッショナルといえばそうだが、作品よりも私生活にフォーカスが合わせられることが避けられないため、ドラマが始まる前から「迷惑なヒロイン」となる。
女優ファン・ジョンウム(39)の話だ。
先立ってファン・ジョンウムは2月21日、夫の日常を撮った写真を自身のインスタグラムを通じて多数公開した。普段からあまり夫の写真を公開しないファン・ジョンウムだっただけに、一部からはインスタをハッキングされたのではないかと心配する声もあった。
後にファン・ジョンウム本人が自ら公開した写真であることが明らかになり、ハッキングの憂慮はなくなった。
ただ、ハッキングよりさらに大きな私生活の問題が生じた。ファン・ジョンウムが夫との離婚を決めたという。
2016年にプロゴルファー出身の事業家と結婚し、翌年息子を出産したファン・ジョンウムは、結婚4年目の2020年8月、裁判所に離婚調停申請書を提出したことがある。それでもファン・ジョンウムは、離婚調停中の深い対話を通じて立場の違いを理解し、再び夫婦として歩むことを誓った。その後、次男まで出産し、復縁の喜びを伝えたりもしたファン・ジョンウムだった。
しかし復縁から3年後、再び離婚を伝えた。その過程でファン・ジョンウムは、離婚の原因が夫にあるかのように暴露した。
「とても優しい私の夫、美しい」「これまでとても忙しかったはずなのに、これからは気楽に楽しみましょう」「A型肝炎にかかって病気になったとき」「82年生まれ。チョコレートをもらってうれしい」などなど、真逆と思えるようなコメントを駆使し、夫の顔がはっきりと写った写真を次々とアップした。
この行動は、ファン・ジョンウムにとって良くないという反応のなか、一部のユーザーが悪質なコメントをつけると、ファン・ジョンウムは「お金も私が1000倍はもっと稼いでいるのに、浮気をするなら私がするべきだ」「離婚して楽しんでほしい」「私は何の罪だ」と舌戦を繰り広げ、私生活でイシューの中心に立った。
ファン・ジョンウムは、私生活は私生活、仕事は仕事と言わんばかりに、離婚訴訟を進行中の身でありながら新ドラマ『7人の復活』(SBS)の関連スケジュールにも参加した。最近は『7人の復活』のポスター撮影が進行され、本読みの現場も公開された。
さらにファン・ジョンウムが『7人の復活』を宣伝するために、シン・ドンヨプが進行するウェブバラエティ『切ない兄シン・ドンヨプ』にも出演すると明かした。
そして今回、ファン・ジョンウムが3月27日に予定された『7人の復活』制作発表会に参加すると伝えた。制作発表会は、ドラマや映画などの公開を控えて制作陣と出演陣が参加して作品を紹介する場だ。ファン・ジョンウムをはじめ、『7人の復活』に出演する俳優たちが参加するものと見られる。
女優として、私生活と本業を完全に分けるプロフェッショナルと見ることもできるが、放送前から離婚のイシューが注目を集め、『7人の復活』には悪影響を及ぼしている。
『ペントハウス』シリーズを執筆した脚本家キム・スンオクが披露する『7人の復活』は、前作『7人の脱出』が難解な展開で酷評されたため、その教訓を生かして準備した作品といえる。だが作品よりも、出演俳優のイシューに注目が集まるという点では、物足りなさが残らざるを得ない。
制作発表会でもファン・ジョンウムには、私生活関連の質問が続くと予想される。ファン・ジョンウムが離婚問題を直接明らかにしてから、初の公の場となるだけに、直接話を聞くことができるチャンスでもあるからだ。
ファン・ジョンウムが正面突破を図っても、私生活だからと口を閉ざしたとしても、『7人の復活』自体ではなく、ファン・ジョンウムの離婚に多くの注目が集まるほかはない。
『7人の復活』側としては、放送前から主演俳優の私生活イシューという大きなマイナスを抱えることになったわけだ。同時にファン・ジョンウムは初放送前から、「迷惑なヒロイン」になってしまった。
なおSBSの新しい金土ドラマ『7人の復活』は、3月29日に初放送予定だ。
(記事提供=OSEN)
◇ファン・ジョンウム プロフィール
1984年12月25日生まれ。2001年にK-POPガールズグループ「Sugar(シュガー)」でデビュー。2004年にSugarを脱退し、2005年のドラマ『ルル姫』をきっかけに演技を開始。2009年『明日に向かってハイキック』で大きな注目を集めた。以降、『ジャイアント』(2010)、『私の心が聞こえる?』(2011)、『ゴールデンタイム』(2012)、『キルミー・ヒールミー』『彼女はキレイだった』(2015)など、さまざまな作品活動を通じて演技力と人気を証明。2020年は『サンガプ屋台』や『あいつがそいつだ』で主演を務めた。
■【写真】離婚調停中に2人目を妊娠したファン・ジョンウム、夫との“キスSHOT”公開
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