日韓芸能界ならではの問題点を、英『BBC』が鋭く指摘している。
【画像】「堂々と韓国を嘲弄した日本のアイドル」と元ジャニーズとは？
最近の韓国芸能界で最もホットなニュースといえば、人気アイドルグループaespaのカリナとイケメン俳優イ・ジェウクの熱愛だろう。
一般的には若者の交際は祝福される出来事だが、人気芸能人ということで風当たりは強い。
熱愛発覚後、所属事務所であるSMエンターテインメントの株価は半日で時価総額約670億ウォン（約74億円）が蒸発したという。またカリナの一部ファンは、SMエンタ社屋前でトラックデモを敢行し、謝罪を要求。これを受け、カリナはインスタグラムに直筆の謝罪文を掲載するなど、未だ余波は収まらない状況だ。
そんななか、昨年、日本の“ジャニーズ問題”を取り上げた英『BBC』がK-POP産業の“悪しき慣習”に注目している。
『BBC』は3月6日、「K-POPスター・カリナ、熱愛公開後謝罪」というタイトルの記事を公開。熱愛発覚からの一連の出来事を紹介するとともに、「韓国と日本のポップスターは（ファンや所属事務所などからの）“圧”が激しいことで悪名高い産業で仕事をしているので、私生活の公開が容易ではない」と紹介した。
続いて、「わずか10年前までのK-POP事務所では、新人の恋愛や個人の携帯電話所持を禁止するのが慣例だった。今も恋愛事実を認めることは、ファンに不名誉なことと見なされる場合が多い」と韓国芸能界と指摘。また、お隣・日本の芸能界についても触れ、「日本でもポップスターは契約書に“恋愛禁止”条項が入り、結婚するには同意を得なければならない」と紹介している。
今回の騒動を受け、あるK-POP企画会社の関係者は、「K-POP独自のファン文化が、より長く、健康的に維持されるためには、このような点を止揚し、ファンとアーティストがお互いの偶像であり同伴者として、“応援し、支持する”関係を築こうとする業界自体の努力も必要だ」とし、K-POP業界にかかわる産業構成員全体が悩みを分かち合い時期であると説明している。
◇カリナ（KARINA） プロフィール
2000年4月11日生まれ。本名ユ・ジミン。卓越したダンススキルで、グループの顔といえる存在。練習生時代には本名名義で、SHINee・テミンのソロ楽曲MV出演している。また、グループ内最高身長の167cmを誇るスタイルの持ち主で、脚も非常に長い。出演したラジオ番組で明らかにした特技は、その長い脚を生かした「足で物を拾うこと」で、服やリモコン、ハンガーなどを拾えるそう。あだ名はサンリオキャラクターのクロミに似ていることから「カロミ」と呼ばれている。
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