K-POPデュオグループUN(ユーエヌ)出身の歌手兼俳優のキム・ジョンフン(44)が検察に送致された。
【写真】キム・ジョンフン、“中絶強要疑惑”の元恋人を訴えるも敗訴
2月8日、警察によればキム・ジョンフンは道路交通法違反(飲酒測定拒否)、交通事故処理特例法違反(致傷)容疑で検察に送致された。
キム・ジョンフンは去る12月29日午前3時頃にソウル江南(カンナム)区の道路で進路を変更して前の車とぶつかり、警察の飲酒測定を拒否した疑いで、1月8日に立件された。
彼は現場に出動した警察の飲酒測定の要請を3回も拒否したという。その後、ソウル水西(スソ)警察署に任意同行して取り調べを受けた後、帰宅した。
キム・ジョンフンの飲酒運転摘発は今回が初めてではない。2011年に飲酒運転の疑いで立件されて免許が取り消された経緯がある。それから13年が経って、再び飲酒運転で問題になったことになる。
そもそもキム・ジョンフンは2000年にUNのメンバーとしてデビューし、ソウル大学・歯学部に入学したという学歴で“何でもできる完璧な男”というイメージを獲得した。
グループ活動で成功しただけでなく、俳優としても活動して領域を広げた。キム・ジョンフンは『宮 -Love in Palace-』『魔女ユヒ』『愛の贈りもの』『彼女の神話』『もう一度始めよう』などに出演している。
UNは2005年に解散したが、キム・ジョンフンの芸能活動はソロ歌手と俳優につながった。
しかし前述した飲酒運転に続き、2019年には一般人の恋人とのトラブルも。妊娠が発覚した恋人に対して、キム・ジョンフンが中絶を強要したと報じられた。
恋人Aさんの暴露についてキム・ジョンフン側は、「Aさんの妊娠を、知人を通じて知った後、妊娠中の子供が自分の子供だと確認された場合、養育に対するすべての部分で全面的に責任を取ると何度も伝えたことがある。しかしお互いの意見の違いで円滑な対話がなされなかった」と説明。同時に、番組関係者やファンに対して「心から謝罪の言葉を伝える」と頭を下げた。
この騒動でキム・ジョンフンは出演していたバラエティ番組『恋愛の味』を降板。放送活動を中断した。それから2カ月後の2019年4月、Aさんは訴訟を取り下げている。
するとキム・ジョンフンは2020年、Aさんを相手に1億ウォン(約1000万円)の損害賠償請求訴訟を提起。キム・ジョンフン側は「Aさんが妊娠したという事実で何度も脅迫し、連絡を途絶えさせたり、中絶を強要したという虚偽事実を流布したりしてマスコミに情報提供した」と主張した。
しかし2023年1月の1審で、Aさんに違法性はないと判断され、キム・ジョンフンは敗訴している。
一方でAさんは2020年、ソウル家庭裁判所に産まれた赤ちゃんに対する認知請求訴訟を提起し、2022年に赤ちゃんがキム・ジョンフンの子供であることが認められる内容の判決を得た。
私生活トラブルに新たな飲酒運転容疑まで浮上したキム・ジョンフンだが、活動を自粛するわけでもなく、今年1月19・20日には日本でファンミーティングを開催している。彼はその場で、自身の過ちを反省中と明らかにして謝罪したが、「信じてほしい」と語ったとされる。
いずれにしても新たに飲酒運転で検察に送致され、彼の立場はますます厳しいものになっていることだけは間違いない。
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