痴話ゲンカがきっかけで麻薬投薬が明らかになったWINNER出身の歌手ナム・テヒョンと恋人のソ・ミンジェに、1審で執行猶予が宣告された。
1月18日、ソウル西部地方裁判所・刑事7単独(チョン・チョルミン部長判事)は、麻薬類管理に関する法律違反の容疑で起訴されたナム・テヒョンに懲役1年、執行猶予2年を宣告した。
またソ・ミンジェには懲役10カ月、執行猶予2年が言い渡された。2人には保護観察と40時間の薬物中毒治療プログラム履修命令も下された。
検察は2023年12月の結審公判で、ナム・テヒョンに懲役2年、ソ・ミンジェに懲役1年6カ月を求刑していた。
先立って2022年8月20日、チャンネルAのバラエティ番組『ハートシグナル』シーズン3に出演して話題を集めたインフルエンサーのソ・ミンジェが、自身のSNSに「ナム・テヒョンがヒロポンをした。私の部屋か会社のキャビネットに、使った注射器がある。そして私を殴った」などと書き、2人の麻薬疑惑が浮上した。
翌日、ソ・ミンジェは「昨日、恋人とお互いの過ちによって争っていた。その当時、私はストレスによって精神科薬を適正量より多く飲んで、現在も正確に記憶できないほど理性を失った状態だった」と釈明した。
ナム・テヒョンもやはり、「昨日の状況で驚いた方々に謝罪の言葉を申し上げる。恋人同士で争いがあったが、うまく仲直りした。私的な問題でこのように多くの方々にご心配をおかけして、心より申し訳ない」と謝罪した。
ただの痴話ゲンカだったと言い訳したわけだが、オンラインユーザーの申告を受けたソウル龍山(ヨンサン)警察署は同年8月26日、2人を麻薬類管理法違反疑惑で立件した。
その後、裁判にかけられたナム・テヒョンは最後の弁論で「麻薬リハビリ施設に入所し、毎日自分のことを振り返り、自らを引き締める時間を持っている。本当に間違って生きてきたし、責任感もなく人生を無駄にしたということを毎日質問し、反省している」と述べた。
ソ・ミンジェも「私が間違っていた部分に対し、本当に申し訳ないと伝えたい。被害を受けた多くの方と社会に負った借金をすべて返すことはできないが、今後さらに誠実な社会構成員になるために努力する」と伝えていた。
◇ナム・テヒョン プロフィール
1994年5月10日生まれ。2014年にボーイズグループ・WINNERのメンバーとしてデビュー。2年後にグループを脱退し、その後はバンド「South Club」を率いて活動。2019年7月に二股問題が浮上し、2022年8月には恋愛バラエティ番組出身の恋人に麻薬投薬を暴露されて議論に。さらに2023年4月には飲酒運転容疑で検察に送致されるなど、トラブルメーカーのイメージが強い。
前へ
次へ