“反日ドラマ”の声もある『京城クリーチャー』、韓国教授が賞賛「日本の加害歴史が全世界に正しく」【全文】

2024年01月05日 話題

“反日ドラマ”との声も出ているNetflixの韓国ドラマ『京城クリーチャー』について、誠信女子大学校のソ・ギョンドク教授が持論を展開した。

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1月5日、ソ・ギョンドク教授は自身のSNSを通じて「ドラマのパート1が公開されて以降、日本のNetflixでも着実に上位圏を維持し、日本のネットユーザーの多くの関心を集めている」とし、「SNS上では“731部隊を初めて知った”、“731部隊を知ったきっかけ”、“731部隊が実際にあった”など、731部隊に関する歴史的事実を認知する反応もかなり多かった」と伝えた。

そもそも『京城クリーチャー』は、日本統治時代である1945年の朝鮮半島が舞台だ。生き残ることがすべてだった2人の若者が日本軍によって誕生した怪物(クリーチャー)に立ち向かう物語を描いた。

『京城クリーチャー』
(画像提供=Netflix)『京城クリーチャー』

ソ・ギョンドク教授は「『京城クリーチャー』によって、日本の教育ではほとんど扱われなかった731部隊と生体実験などの歴史的ファクトが、日本のネットユーザーによく伝えられた点は大きな意味がある」と強調した。

そして「このようにグローバルOTTを通じて、日本の加害歴史が全世界に正しく知らされるのに大きな一助をしたのは、やはり“Kコンテンツ”の力だと見ることができる」と持論を展開した。

なお『京城クリーチャー』パート2は本日(1月5日)からNetflixを通じて配信される。

ソ・ギョンドク教授の文章全文は、以下の通り。

Netflixシリーズ『京城クリーチャー』が日本国内のネットユーザーに少なからぬ反響を呼んでいます。

『京城クリーチャー』は日本による植民地時代を背景とする時代劇で、「731部隊」をモチーフにした物語が主要叙事として描かれています。

ドラマのパート1が公開されて以降、日本のNetflixでも着実に上位圏を維持し、日本のネットユーザーの多くの関心を集めているところです。

特にSNS上では「731部隊を初めて知った」「731部隊を知ったきっかけ」「731部隊が実際にあった」など、「731部隊」に関する歴史的事実を認知する反応もかなり多かったです。

すなわち『京城クリーチャー』によって、日本の教育ではほとんど扱われなかった731部隊と生体実験などの歴史的ファクトが、日本のネットユーザーによく伝えられた点は大きな意味があると思います。

似たような例として、在日韓国人の受難史を描いたApple TV+ドラマ『Pachinko パチンコ』では、世界中の視聴者に日本による植民地時代当時の日本の蛮行を広く知らせることができました。

強制徴用、日本軍「慰安婦」など、日帝に弾圧されていた朝鮮人の姿と日本に渡った人々に起きた関東大震災虐殺などの歴史的事実をドラマで自然に溶け込ませたためです。

このようにグローバルOTTを通じて、日本の加害歴史が全世界に正しく知らされるのに大きな一助をしたのは、やはり「Kコンテンツ」の力だと見ることができます。

ぜひとも今年一年も、KドラマやKムービーなど様々なKコンテンツが世界中に広がり、北東アジアの歴史が世界の人々にきちんと伝わることを願うばかりです。

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「日本軍をただ極悪非道に表現」“反日ドラマ”との指摘も出た『京城クリーチャー』

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