韓国ラッパーが所属事務所を相手に詐欺を働いた容疑などで実刑を言い渡された。
12月26日、仁川(インチョン)地裁刑事10単独によると、ラッパーのチョン・インソルは、詐欺、暴力行為、共同恐喝などの疑いで懲役1年2カ月を言い渡された。
チョン・インソルは2021年11月から2022年5月まで契約していたマネジメント会社から、7回にわたって計2700万ウォン(約300万円)を奪った容疑で起訴された。彼は当時、いわゆる“自転車操業”で債務を返済していたという。
チョン・インソルの手口は、所属事務所の代表に「彼女に暴行したので和解金が必要だ」と嘘をつき、金銭をだまし取ったというもの。それだけでなく、知人に自身が作った楽曲のフィーチャリングをさせて98万ウォン(約10万円)を奪い取ったり、中古取引相手を脅迫して50万ウォン(約5万円)相当の財布を奪ったりもした。
このほかにも、彼女と争ってドアを開けてくれないと嘘をつき、隠れてドアを開けさせてほしいと住居侵入教唆疑惑も受けている。
チョン・インソルはすでに、2021年に詐欺容疑で懲役6カ月、執行猶予2年、特殊窃盗容疑で懲役8カ月、執行猶予2年を宣告されていることも明らかとなった。
裁判所は今回、「被告人は詐欺などの疑いで数回処罰された前歴があるにもかかわらず、執行猶予期間にまた犯行を繰り返したため罪が重い」とし、「被害者は処罰を望んでいる」と判断した。
なお、チョン・インソルは2017年にMnetオーディション番組『高等ラッパー』への出演で顔を広め、ice-Boyyという名で2枚のアルバムを発表している。
(記事提供=OSEN)
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