次から次へと疑惑のオンパレードだ。
【写真】女性の元婚約者、“性的関係”時の状況を告白「男だった」
元フェンシング韓国代表で“美人剣士”と呼ばれたナム・ヒョニ(42)の婚約者として顔を知らせたチョン・チョンジョ(27)の大胆で、猟奇的な詐欺行為に対する証言が相次いでいる。
有名人との親交に触れて巨額を要求する詐欺を繰り返し、テレビ番組にも多数出演している精神健康医学科専門医のオ・ウニョン博士や、ホテル新羅のイ・ブジン社長の名前まで使っていたという証言も出ている。
11月1日、韓国CBSノーカットニュースは、ナム・ヒョニの側近の言葉を借りて「チョン・チョンジョはフェンシングアカデミーの父兄に1人当たり数億ウォン(数千万円)に達する教育プログラムを提案した。その過程で、オ・ウニョン博士をメンタルコーチに迎え入れ(保護者から)月に“1人当たり3億ウォン(約3000万円)”をもらおうとした。またホテル新羅のイ・ブジン社長と親交があるかのように誇示した」と報じた。
それだけではない。性別を自由に偽った結婚詐欺容疑も着実に明らかになっている。
警察によると、30代男性が10月30日、ソウル中部警察署に結婚詐欺の疑いでチョン・チョンジョに対する告訴状を提出した。その30代男性は、数カ月前にデートアプリを通じて知り合ったチョン・チョンジョが結婚しようと接近してきて、最終的に数千万ウォン(数百万円)のお金を渡したと主張している。
当時、紹介写真に収められたチョン・チョンジョは、長い髪をした女性の姿だった。そのため30代男性はチョン・チョンジョを女性だと思い交際していたが、マスコミに関連疑惑が提起されて被害を認知したという。
まだある。チョン・チョンジョがアナウンサー出身の大企業の嫁に会ったという主張も出てきた。
有名ユーチューバーのCARACULAは10月31日、「チョン・チョンジョがナム・ヒョニの紹介でフェンシングクラブに子供を送った某大企業一家の嫁で、アナウンサー出身の有名な保護者に会った」と主張した。ただナム・ヒョニとその保護者は、それに対していかなる反応も示していない。
チョン・チョンジョの犯罪行為が次々と明らかになると、再婚を予定していたナム・ヒョニは素早く“損切り”する一方で、詐欺および詐欺未遂、虚偽事実摘示の名誉毀損、住居侵入、脅迫などでチョン・チョンジョを告訴した。
合わせてナム・ヒョニは、自身を“チョン・チョンジョの共犯者”と主張したソウル江西(カンソ)キム・ミンソク区議会議員も、虚偽事実摘示の名誉毀損で告訴した。これに対してキム議員も11月1日、ナム・ヒョニを誣告で告訴した。
法務法人セロのパク・サンチョル弁護士は「警察の捜査を見守らなければならないが、チョン・チョンジョがナム・ヒョニを利用して詐欺行為を働き、ナム・ヒョニがその詐欺行為を幇助し、それを通じて得たお金でブランドのカバンや車両を受け取ったとすれば、共犯として処罰される可能性が高い」と話した。
それと共に「共同で計画、または実行された犯行であり、詐欺犯行に役割分担をしていたとすれば、被害者に直接的な欺瞞行為をしなかったとしても、詐欺罪共同正犯として処罰が可能だ」とし、「明らかになった証言を総合してみれば、チョン・チョンジョは処罰を避けられないだろう」と見通した。
◇ナム・ヒョニ プロフィール
1981年9月29日生まれ。韓国・京畿道出身。身長154cm。大韓民国の元フェンシング選手。オリンピックは過去4大会に出場し、2008年北京大会で個人銀メダル、2012年ロンドン大会で団体銅メダルを獲得した。2011年に元自転車競技韓国代表のコン・ヒョソクと結婚、2013年4月に第一子となる娘が誕生したが、2022年8月に離婚を発表した。現在はソウル江南区でフェンシング教室「ナム・ヒョニ・インターナショナル・フェンシングアカデミー」を運営している。
■「性的関係はもったが性転換手術をした体は見ていない」韓国美人剣士と“法的女性”詐欺師のドロ沼争い
前へ
次へ