BTSのVも苦言…“追っかけファン”によるアクシデントは、なぜ絶えないのか

2019年12月16日 話題 #TWICE #BTS

BTSのVが、ファンの度を越えた行動に対して厳しい言葉を伝えた。一部“サセンファン”の悪習による弊害が、BTSを通じて再び公論化されつつある。

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“サセンファン”とは、過度な追っかけ行為を行うファンのこと。Vは去る12月15日、ネイバーV LIVEのライブ配信を通じてサセンファンによる苦痛を吐露した。

近況報告の中で「サセンファンによってチャーター便に乗るしかなかった」と切り出したVは、「本当は僕たちも飛行機に乗りたいけれど、長距離移動があることを知って僕たちの前や隣の席を手配する方々がいらっしゃる。どうしてもプライベートな空間で気楽に休めず、大変不便だった」と明かした。

さらに、「正直に言うと、そういった行為はしないでほしい。ここまでやるのか。怖い。という気持ちだ。本当に怖い」と口惜しさもあらわにした。

サセンファンによって芸能人らに危害が及ぶのは、昨日今日の出来事ではない。

去る12月8日には、TWICEのジヒョが海外スケジュールを終えて韓国に入国する際、写真撮影のために押し寄せたファンと衝突して負傷する事故が発生した。ジヒョは戸惑いながら涙も見せたという。

TWICEの所属事務所JYPエンターテインメントは当時、「空港の出入国審査後にアーティストに付きまとう行為は、ブラックリストの規定によって公式的に禁止されている。これに違反した場合、公開収録及びその他すべての活動に参加不可とする」と警告した。

ファン自体の自浄作用が行われるべきという意見はもっともだが、“非公式グッズ文化”もまたサセンファンが増長する要因という指摘が少なくない。

アーティストのプライバシー情報や映像・写真を“グッズ”という名目で他のファンに供給する「ホームページマスター」(ホムマ)の存在が、ひとつの産業として成り立っているのが現状だ。この文化がある限り、サセンファンの根絶は難しいだろう。

ある歌謡関係者は、悪習慣ともいえるファン文化についてこう話している。

「サセンファンやホムマたちが作った商品やグッズには、確かな需要が存在する。ホムマたちは高画質のカメラでアイドルを撮影し、多い場合は数千万ウォン(約数百万円)を稼ぐ。しかし、これは厳然たる肖像・著作権侵害にあたる不法な営利活動だ。

芸能プロダクション側では、ファンらに否定的なイメージを与えることを恐れて黙秘している部分がある。アーティストのプライバシーを侵害する要素については、現在よりさらに厳しい物差しを突き付ける必要があるだろう」

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