K-POPアーティスト初となるユネスコ(国際連合教育科学文化機関)本部でのスピーチが決まったSEVENTEEN。その背景には、ユネスコ側の積極的なオファーがあったという。
10月30日、SEVENTEENの所属事務所PLEDISエンターテインメントによると、「ユネスコは、『ユネスコ青年フォーラム』を通じてSEVENTEENが行う教育キャンペーンGOING TOGETHERをグローバルキャンペーンとして公表し、世界各国から集まった青年たちともキャンペーンのメッセージを共有できれば良いという趣旨で提案してきた」と明らかにした。
続いて「(ユネスコは)SEVENTEENが行ってきた活動を本部で紹介することで、SEVENTEENの明るくポジティブなエネルギーとメッセージが世界各国に拡散されると見ていることから、今回のフォーラムの主要セッションとして採択したと理解している」と説明した。
SEVENTEENは昨年8月、ユネスコ韓国委員会と業務協約を結び、「GOING Together(#Going Together)」という教育キャンペーンを進めてきた。これは韓国を中心に行われたものだったが、ユネスコは本部レベルでも関心を持って見守ってきたということだ。
以降、ユネスコ本部、ユネスコ韓国委員会、PLEDISの3者業務協約に拡大しようという提案があり、ユネスコ本部は総会期間に開かれる「ユネスコ青年フォーラム」にSEVENTEENだけのためのスペシャルセッションも別途用意した。ユネスコ本部がK-POPアーティストと業務協約を締結したのは今回が初めてだ。
K-POPアーティストが総会で1時間ものスペシャルセッションを引き受け、演説と公演をするということは前例がない。SEVENTEENは平和と国際連帯の象徴であるユネスコ本部のメインホールで演説と公演を行うことになる。スペシャルセッションは現地時間11月14日19時(日本時間11月15日3時)に行われる。
ユネスコは今回のSEVENTEENスペシャルセッションに大きな期待をかけているという。
実際、ユネスコ本部はSEVENTEEN参加が公式発表された日、「人気K-POPアイコンSEVENTEENがユネスコでの演説を通じて、今日の青年たちがより良い未来のために共に努力しなければならないと声を高める予定」という公式報道資料で期待を示した。
今回の協力は、国際社会がK-POPアーティストを単なるエンターテイナーとしてではなく、世界的な問題を共に解決し、青年世代の声を代弁する影響力を持つ人物とみなしているということが確認されたという点で、非常に意味深い。韓国エンタメ業界も、SEVENTEENとユネスコの協業がK-POPを世界へと広まることに大きな役割を果たすものと期待している。
SEVENTEENは昨年からGOING TOGETHERキャンペーンの一環として、SNS、ファンミーティング、募金、寄付などで継続してメッセージを伝えてきた。これはファンたちにも好影響を与え、ともにアフリカ・マラウイの子供たちに実質的な教育支援が行われる成果へと繋がったこともある。同年代の青年たちもSNSなどで同キャンペーンに多くの関心を示し、自然にグローバルキャンペーンへと拡大した。
なお、「ユネスコ青年フォーラム」はユネスコでも重要度の高い主要イベントの一つだ。ユネスコ総会期間中は平和、教育、気候など、国際社会の主要懸案を青年たちが議論、解決策を模索し、その結果をユネスコ総会に報告する。同フォーラムに参加する青年たちは、加盟国の推薦を受けた代表たちだ。また、国連傘下の青少年関連機構、各国政府・非政府団体代表などが参加する。194加盟国の青年代表とグローバル主要人物が大勢集まる場で、SEVENTEENは青年世代代表として意味深いメッセージを伝える。
(記事提供=OSEN)
前へ
次へ