このままK-POP界は、ガールズグループの時代が続くのだろうか。
昨年、NewJeansやIVEを筆頭にした第4世代ガールズグループがデビューと同時に熱いシンドロームを起こし、K-POP界の勢力図を塗り替えた。彼女たちは聴いても聴いても飽きない洗練された音楽と中毒性のあるメロディー、魅力的なコンセプトでリスナーを魅了し、ロングランを続けている。
これに伴い、韓国音源チャートの最上位圏もやはりガールズグループが独占している。今年1月から8月現在まで、韓国最大の音源サイト「Melon」のデイリーチャートで第1位を記録したアーティストは、たった4グループしかない。NewJeans、IVE、aespa、(G)I-DLEと、すべてガールズグループだ。
昨年12月19日に先行公開されたNewJeansの『Ditto』は、今年1月から3月末までの約3カ月間、Melonデイリーチャートのトップを守り続けた。その結果『Ditto』は、BTSのメガヒット曲『Dynamite』を超え、歴代Melonデイリーチャート累計最多1位曲となった。
3月末から5月まではIVEがチャートを席巻。先行公開曲『Kitsch』とアルバムタイトル曲『I AM』で競い合いながらトップを死守した。
その後、aespaの『Spicy』と(G)I-DLEの『Queencard』が6月の1カ月間、1位に。7月から現在までは、再びNewJeansが新曲『Super Shy』でチャートを独占している状況だ。
まさにガールズグループの全盛期といえるほど、第4世代ガールズグループが音源チャートで存在感を見せつけており、この傾向が続けば、今年の年間チャート最上位圏もすべてガールズグループの曲で埋まる可能性が高まっている。
だからこそ、この勢いが年末まで続くのか、それとも新しい伏兵が登場するのか、下半期のK-POP界に多くの関心が集まっている。
現在、チャートで頭角を現している男性アーティストはBTS・JUNG KOOKとパク・ジェジョンだ。
JUNG KOOKは7月に発表した初のソロシングル『Seven(feat. Latto)』で米ビルボード「HOT100」1位を記録し、韓国の音源チャートでも最上位圏にいる。パク・ジェジョンもアイドル一色のチャートのなかで唯一、『Let's Say Goodbye』というバラード曲で上位に位置している。
そして、これから登場する錚々たる“音源強者”のカムバックも期待を集めている。
8月21日に4thシングル『Love Lee』を発売したAKMUは、アルバムごとに音源チャートのトップを席巻してきただけに、今回も音源チャートで好成績を残すと見られる。特に2年ぶりのカムバックであり、デビュー当初を連想させる明るいエネルギーの新曲が予告されただけに、音楽ファンの熱い反応が期待される。
また、女性ソロとして圧倒的な存在感を誇るIUも、今年デビュー15周年を迎えただけに、下半期カムバックの可能性が高い。そうなれば当然、IUの新曲もチャートで良い成績を記録すると見られる。
もちろん、9月8日に初ソロアルバムをリリースするBTS・Vも見逃すことはできない。
下半期のK-POP界も激しい競争が予想されるなかで、このままガールズグループの活躍が続くのか、注目したい。
(記事提供=OSEN)
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