既婚者との不倫行為により、一審で損害賠償判決を受けた女優兼配信者のハ・ナギョン。そんな彼女が控訴を決心した理由を語った。
先立って7月20日、ハ・ナギョンは釜山(プサン)地裁東部支院で開かれた不倫損害賠償訴訟の一審判決を不服とし、控訴状を提出した。裁判当時、判事は「ハ・ナギョンはA氏(不倫した男性の妻)に1500万ウォン(約165万円)を支給せよ」とし、原告の一部勝訴判決を下した。その後、妻側も21日に控訴状を提出したことから、裁判は第二審に持ち越されることになった。
ハ・ナギョンと男性は2021年末に釜山の某風俗店で出会った。その後、5カ月にわたって会い続け、妊娠した。
ハ・ナギョンと男性は家庭を築くことを約束していたが、男性がA氏との離婚要求を拒否するなど、離婚は遅々として進まなかった。そのため、ハ・ナギョンはA氏に直接連絡を取り、不適切な関係や婚外妊娠の暴露に踏み切った。その後、A氏はハ・ナギョンを相手に不倫損害賠償請求訴訟を進めることとなり、原告の一部勝訴判決が下されたのだった。
この結果を受け、ハ・ナギョンは「“不倫女”という烙印を押されたことが悔しい。顔が知られた人だからといって、避けて我慢するつもりは絶対にない」とし、「A氏を避けて我慢するつもりは絶対ない。悔しさを立証できる部分は一審に提出したが、控訴審では追加で資料を提出する予定」と明らかにした。
一方、A氏も判決後に、このように話している。「貸りた金は別れてから全て返したし、受け取った贈り物も全て返した。月に1000万ウォン(約11万円)も受け取った人はハ・ナギョン」と主張した。
この言葉にハ・ナギョンも再び反論。「男性には昨年1月27日のブランド品プレゼントを皮切りに、別れたあとの妊娠中絶手術費用まで計2823万9904ウォン(約311万円)を支出した。ベトナム出国前日の昨年3月29日、ホテルの宿泊費とタクシー代として91万6209ウォン(約10万円)を支給した。彼が到着したあと、車のレンタル費用として200万ウォン(約22万円)も使った」と説明した。
また「ベトナムに滞在していた昨年4月4日と7日には、それぞれ500万ウォン(約55万円)、50万ウォン(約5万5000円)を貸したし、帰りの飛行機チケット11万8395ウォン(約1万3000円)も私が払った。同年5月11日、妊娠中絶手術の費用と薬代190万4300ウォン(約210万円)も自分で払った」と、金額を明かしている。
続いて「結婚する人だと思って(お金を)使った。2022年4月12日に既婚男性だという事実を知った時は大きな衝撃を受けた。精神的被害補償などを含めた2000万ウォン(約220万円)の支払いの覚書は男性が作成した。2000万ウォンに含まれていた被害補償金は、既婚者なのに騙して会い、誤ったことに対する罪の代価が含まれており、男性もこれを認めて覚書にサインしたもの」と主張した。
先立ってA氏は、ある韓国メディアとのインタビューで「ハ・ナギョンが夫に不倫訴訟をしないという覚書を書いてほしいと言った録音データがあるし、私にも不倫訴訟をするのか尋ねてきた。妊娠の問題と葛藤においても、ハ・ナギョンは離婚について言及した証拠がある」と主張した。
これに対しハ・ナギョンは「A氏は1年間、何の証拠も提示できずにいる。男性に離婚を要求するようなことを話した事実は全くない。これは裁判でも明らかになった内容だ。A氏は私がいなければ、自分の夫の実体を最後まで知らなかっただろう。私に濡れ衣を着せ、被害者である私を加害者にした」と話した。
また「男性は私に脅迫もしたし、子供の養育権を持っていくと話して私を苦しめた。そして金銭的にも騙して欺瞞した。以降、精神科で治療を受けながら薬を服用し、心理治療を受けるほど疲弊した生活を送っている。現在まで出た悪意的な言葉に対しては、法的に対応する予定だ。天に送った子供のためにも引き下がらないつもりだ。最高裁に行くことがあっても必ず悔しさを晴らすつもり」と付け加えた。
このような騒動を経て、一審で一部敗訴となったハ・ナギョンは7月25日、本紙『スポーツソウル』の書面インタビューに応じ、「非常に悔しい。両親のことを考え、法廷で無念を晴らす」と明らかにしている。
なお、今回の不倫騒動が明るみになったのは、A氏があるYouTubeチャンネルで「俳優Hを告発します」という映像を公開したことに端を発する。A氏はこの映像で、夫がハ・ナギョンと浮気したと告白しただけでなく、ハ・ナギョンから妊娠したエコー写真や口にすることすら躊躇われる言葉をメッセンジャーアプリで送ってきたと明らかにし、世間に衝撃をもたらした。
■【写真】露出事故も…“デートDV疑惑”を認めた女優ハ・ナギョンはどんな人物?
前へ
次へ